10個の便秘原因をチェック!便秘解消のきっかけにしよう!

10個の便秘原因をチェック!便秘解消のきっかけにしよう!

 

こんにちは!薬剤師のタカラです。

 

このページでは「便秘の原因」について紹介していきます。

 

便秘原因は様々で、便秘症状の悪化原因が一つだけの方もいれば、複数の原因が重なっているケースもあります。

 

ご自身の状況と、書いてある内容を突き合わせ、悪化する原因を知ることで便秘解消の糸口になれば幸いです。


10個の便秘原因

  • 食物繊維不足
  • 乳酸菌不足・発酵食品不足
  • ダイエットによる、食事量の不足、繊維不足、油分不足
  • ストレス・副交感系神経
  • 禁煙
  • 便意の我慢
  • 性格
  • 筋力の衰え・運動不足
  • 薬の副作用
  • 生理前女性

 

それでは一つ一つ詳細を解説していきます。

 

食物繊維不足

昔の日本人の食生活は野菜や穀類などの繊維質の多い食事を食べ、漬物や味噌、醤油、納豆などの発酵食品も自然に摂るという、いわゆる一般的な「和食」を食べる食生活でした。

 

近年みなさんもご存じのとおり、食の欧米化が進んでいますよね。

 

ここで食の欧米化を否定することはしませんし、おいしく簡単に食べたいものが食べられる日本は素晴らしいと思います。

 

しかし一方で、日本の食物繊維不足は顕著です。

 

一日の食物繊維摂取基準2010年版では18歳以上の男性19グラム、女性17グラムの摂取基準に対し、達成できている人は全体の4%といわれています。

 

96%の方は食物繊維不足というデータとなり、非常に低い達成率に驚きます。

 

 

便秘の原因に野菜不足、穀物不足とぼんやりとイメージしていますが、改善の余地は大いにあるトピックです。

 

食事の改善というのは、一回の食事を改善することですぐによくなるわけではなく、継続して食習慣を見直すことが必要となるため、簡単なようで難しいというのが現実でしょう。

 

もし、繊維不足をお手軽に改善したいというのであればサプリメントなどで補うという手段も考えつつ、現在の食生活を一度見直すとよいでしょう。

 

乳酸菌・ビフィズス菌不足

腸内の善玉菌であるビフィズス菌の割合は、年を重ねていくと劇的に減少していきます。

 

赤ちゃんのとき99%以上、成人で約10%、老人で約1%というデータです。

 

 

腸内細菌の善玉菌が多い状況では、腸の中が酸性に保たれ、腸の動きが活発になるため便通がよくなります。

 

逆に悪玉菌が優勢のときは腸の動きが悪化し、便秘症状を助長してしまいます。

 

 

乳酸菌やビフィズス菌食品を毎日食べていますか?

 

これも一度の改善ではなく、毎日定期的に改善しなくてはならないので、食事やサプリ、薬などで上手にコントロールすることをおすすめします。

 

ダイエットが便秘原因になる

現在の日本では皆さんご存じのとおり、痩せていることは善、太っているのは悪、といったイメージがあるくらいダイエットへのニーズが高いですよね。

 

確かに、成人病のリスクを考え、太りすぎ状態を正常に戻すダイエット効果は、血管への負担が減るため健康によいでしょう。

 

 

しかし美容目的でダイエットをしている方の中には、食事制限をしすぎてしまっている方や、やり方を間違っている方もいらっしゃいます。

 

細いことは美しいという気持ちは大変理解できます。

 

しかしストイックになりすぎ、過度の食事量を減らすことにより便秘の悪化を招いている方もSNSなどをのぞくと見受けられます。

 

 

便秘体質は太りやすい状況か痩せやすい状況かと問われると、確実に太りやすい状況です。

 

ご本人はダイエットを成功させたいのに、便秘を悪化させ太りやすい体質を作りだすことは本末転倒ですよね。

 

解決方法とすると、便秘にならないよう健康的にダイエットをしなくてはなりません。

 

 

前の食物繊維不足の部分でも伝えていますが、多くの方が普段の食事でも食物繊維が足りていません。

 

そこにダイエットでの食事制限をすることで、食事量が減り相対的に食物繊維量の不足が助長します。

 

繊維質の多い食事を続け、便の材料をたくさん摂取することで、お通じもよくなりダイエットの成功も近道になりますので、食事を見直してみましょう。

 

また、毎回の食事の改善が難しい方は、繊維質を多く取るためのサプリメントでコントロールするのも一つの手段です。

 

ストレスが便秘の原因に

ストレスと便秘の関係を説明するのには、交感神経と副交感神経の働きを詳しく説明しないといけないので別ページで紹介しますね。

 

 

現在の生活の中でストレスを完全になくすことは難しいですよね。

 

しかし、ストレスともうまく付き合う工夫をすることで、精神の緊張状態を緩和し、腸が動きやすい環境を作ることができます。

 

ストレスの解消方法を工夫し、交感神経、副交感神経のスイッチの切り替えをうまくすることで対応していきましょう。

 

 

禁煙が原因で便秘に

煙草を吸うことで便意が起こるという習慣をお持ちの方が、禁煙をすることで便秘が起こることがあります。

 

ニコチンによる作用で腸が活発に動くということと、毎日たばこを吸うと便意が起こるという、排便への習慣がなくなることで便秘に陥ります。

 

この悩みについてのQ&Aページもありますのでご覧ください。

 

便意の我慢が便秘の原因に

便意の我慢は直腸性便秘の原因になります。

 

そもそも便意が起こる理由は、肛門直前の「直腸」に一定の量の便がたまることで排便しなさいというシグナルが脳に伝達され、便意が起こります。

 

この便意を何度も我慢してしまうことで、便意の起こる伝達が弱くなり、もっと便の量がたまらないと便意が起こらないようになってしまいます。

 

 

これらの悪化原因は、習慣で起こることが多く、昔我慢してしまったことが原因で現在も続いていることもあり、学校や職場で便意やおならを無理に我慢する癖が付いている人は注意が必要です。

 

また、通勤通学で電車を使う方は、到着までトイレに行くこともできず、長い時間便意を我慢することがあります。

 

都会の人ほど直腸性便秘が多いといわれる原因はこのこともあるのではないでしょうか。

 

★便意を我慢することによる便秘の悪化についての詳しい解説は別ページで紹介します。

 

性格が原因で便秘になる

便意の我慢とも似ているのですが、性格から来る便秘になりやすいタイプというのもあります。

 

こちらに関しても別ページで詳しく説明しますね。

 

筋力の衰え・運動不足

便秘を改善させるために激しい筋トレをする必要はありませんが、便秘の原因に運動不足はあります。

 

女性や老人に多いのですが、排便するときに使うお腹の筋肉が弱くなることで排便が困難になる方がいます。

 

膝を立てて軽く腹筋運動をすることや、太ももをあげる動作、お腹周りをねじるストレッチをするなど、腸を動かしながら気持ちの良い有酸素運動を心がけましょう。

 

またお散歩レベルのウォーキングをすることはストレス解消にもなり、太ももをあげる運動にもなりますので効果的です。

 

★便秘解消の運動についてはこちらで詳しく紹介していきます。

 

薬の副作用が原因の便秘

便秘原因として薬の副作用で症状が悪化してしまうケースがあります。

 

多くの医療用の薬の添付文章を読むと、便秘、下痢、などはどの薬にも書いてありますので、過度に反応してほしくはないのですが、注意すべき薬があるので傾向を簡単に書いていきます。

  • がん治療の痛み止め「モルヒネ」などの麻薬成分
  • 抗うつ薬の「抗コリン作用」

代表的な薬による便秘は上記のものがあります。

 

 

薬の数はかなりの量がありますので個々の商品に関しての解説はしませんが、調べ方を紹介します。

 

医療用の薬の場合「薬の名前×添付文章」と検索してみましょう。

 

医療関係者がよく見るPDFファイルで薬の詳細情報が見ることができます。

 

その中の副作用の欄をご覧になって、数%以上ある場合は薬が原因での便秘も考えられます。

 

 

しかし、注意してほしいのは、先にも書きましたがほとんど薬に便秘や下痢の副作用情報がかなり低い確率で記載されています。

 

薬を飲んだことによる精神的な便秘症状を起こす方が、ごく少数いることが原因だと考えられます。

 

例えば、胃薬の副作用に胃痛が書いてあるくらいです。

 

少ない確率の副作用情報はあまり過敏に反応してほしくはありませんが、このような方法で調べることができます。

 

 

生理のタイミングでの便秘悪化

女性特有の症状で生理が原因で便秘が悪化することがあります。

 

女性ホルモンの増加が原因で腸の動きが弱くなり便秘になります。

 

詳細は別ページに書きますが、便秘のタイミングをつかみやすいので対応もしやすいですよ。

 

★生理が原因の便秘症状の詳細と対応はこちら

 

便秘の原因のまとめ

 

いかがでしょうか?

 

10個ほど便秘の原因を挙げさせていただきましたが、一つだけの該当というよりは複数の原因が重なって症状が悪化している方が多いのではないでしょうか?

 

それぞれの状況を少しずつ改善することで、いますぐ便秘を治す!というよりは、便秘の原因を少なくすることで、悪化を防ぐことから始めてみましょう!


 

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