直腸性便秘

直腸性便秘とは?その原因と対策!どんな薬と食事で治す?

 

便秘の一種「直腸性便秘」についてのページです。

 

直腸性便秘の症状やお腹の中の状態。
そして、その改善方法について紹介していきます。

 

まずは、どんな状態かをイラストで見ていきましょう。


 

直腸性便秘とは

直腸性便秘とは

 

上記のイラストを見ていただければ一目瞭然ですが、肛門の直前で便が渋滞を起こし、そこで大きな塊となり、排便がしづらい状況に陥っているのが直腸性便秘です。

 

大腸には、滞留する便から水分を体内に取り込むという機能があるため、大腸で便が渋滞を起こすとそこからさらに水分が抜け、硬さが増していきます。

 

よく「うさぎのフンのような便」とか「コロコロした硬い便」などと表現される便は、大腸内に長く留まり過度に水分が吸収された便のことです。

 

直腸性便秘の原因とは?

 

便意を我慢することは、直腸性便秘の原因になります。

 

朝忙しくてトイレに行く時間をきっちり作れなかったり、仕事が忙しくてトイレに行く時間がなかったりなど、便意の我慢を重ねることが日常になっている人は要注意です。

 

一度我慢する癖がついてしまうと、脳の排便反射が狂い、便意を感じなくなったり、あるいは感じにくくなったりと、体質に変化したりする危険性があります。

 

また、浣腸を多用しすぎると、腸が刺激に慣れてしまい、しまいには浣腸なしでは便意を感じなくなってしまうこともあります。

 

こうして、便意を感じられないまま直腸にとどまった便が水分を失い栓となることで、便の渋滞を引き起こすのです。

 

 

直腸性便秘の症状とは?

それでは、直腸性便秘にはどのような症状があるのかを確認していきましょう。

 

便意を感じることができない(少ない)

便意を我慢しすぎて直腸にたくさんの便がたまることが癖になると、脳からの反射に混乱が起こります。

 

通常、直腸に便がたまりある程度の太さになると、排便反射が起こり、人は便意を感じます。

 

しかし、我慢しすぎで直腸が常に太い状態だと、通常反射が起こるはずの便の量では排便反射が起きなくなり、便意を感じづらくなります。

 

排便時に痛みを伴う

 

直腸性便秘では、直腸に溜まる便の塊が大きく、さらに水分量が少なく硬いため、バナナ状の便がするっと出てくるのではなく、ゴリっとした石のような塊の便がポロポロと排出されてくることになります。

 

排便しづらい上に、塊が大きいため肛門や直腸に痛みを伴う場合があります。

 

このような状態が続くと、痔になる危険性もあります。

 

トイレの時間が長くなる

 

上記と同じですが、便が直腸で固まり肛門の栓をしているような状況ですので、排便がしづらくトイレの時間は長くなります。

 

おもいっきり腹圧をかけていきんでもなかなか便が排出されず、トイレに行くだけで体力も大きく消耗します。

 

お腹が張りモヤモヤする

 

直腸性のものに限らず便秘全般の症状ですが、便やガスがお腹にたまりモヤモヤすることで、気分が晴れなかったり、肩こりや頭痛にまで発展することもあります。

 

 

直腸性便秘の治療薬:便秘薬は何を使えばいいの?

慢性的な直腸性便秘で下剤が手放せない方へ

いきなり下剤をやめることは難しいため、徐々に便秘薬の減薬をしていけるように環境を整えましょう。

 

普段の便秘薬はそのまま利用しながら、乳酸菌サプリを定期服用して腸の中の善玉菌を増やします。

 

便秘薬の減薬におすすめです!

乳酸菌サプリの選び方はこちらから

 

善玉菌を増やしながら食事は野菜をメインに毎日食物繊維をたくさん取りましょう。

 

毎日の対策が難しい方や、野菜不足、食物繊維不足の方には「青汁」か「スムージー」で水溶性食物繊維のサポートもおすすめです。

 

地道なのですが、毎日の食生活を改善することが解決につながります。

 

どうしても辛い!いますぐ即効で直腸性便秘を改善する便秘薬は?

 

いますぐということであれば、市販の便秘薬のコーラックやタケダ漢方便秘薬などを利用する方法が早く解決することができる方法です。

 

しかし、これらの刺激系便秘薬は効果が早く効く半面、時間がたつとまた便秘になってしまい根本的に便秘を治す薬ではありません。

 

体の癖を便秘体質から毎朝スッキリ体質に変更する必要がありますので、それには毎日のケアが必要です。

 

一時の不調は便秘薬を利用し、調子が良くなってきたら便秘の根本的な解消法を続けて行ってみましょう。

 

根本治療はこちらを参考にしてください

薬剤師の教える!便秘を治す方法

 

 

病院の薬で対応する際は、酸化マグネシウム系の薬がおすすめです

酸化マグネシウム系の便秘薬をもらうには医師の処方が必要なのでまずは病院に行き相談します。

 

直腸性便秘は直腸に非常に多くの便が溜まってしまっており、まずはなにかしらの薬で腸の渋滞の緩和をしないいけません。

 

その場合、病院でもらえる薬の中で薬剤師としてお勧めするのが酸化マグネシウム系のお薬です。

  • 酸化マグネシウム
  • マグラックス
  • マグミット

これらの薬は腸の慣れを引き起こすことがないもので、腸内の水分を保持して排便をサポートする役割を果たしてくれます。

 

詳しくはこちらの「酸化マグネシウム便秘薬の効果」より確認してみてください。

 

酸化マグネシウム系便秘薬の入手は、内科や胃腸科などの病院に行けば医師に処方してもらうことができます。

 

また、近くのドラッグストアで薬剤師に相談し、市販品で同等の効果のある商品もあるのできいてみるのも良いでしょう。

 

ネットで購入できる酸化マグネシウム系の薬は「3Aマグネシア」です。

 

直腸性便秘の食事の注意点

 

直腸性便秘の食事で注意してほしいのが、かなり状況が辛い時の腸内は、肛門手前の直腸に大量に硬い便がたまった状態です。

 

この状態で不溶性食物繊維などの便の元となる物をたくさん食べてしまうと、肛門手前で渋滞しているところにさらに渋滞の最後尾に大量の便を作りだてしまいます。

 

高速道路で例えると、出口の料金所が閉まっているのに、たくさんの車が出口に殺到するような状況です。

 

渋滞が起こっている腸に、さらなる大渋滞となる原因となります。

 

あまりひどい場合は、一度刺激系の便秘薬で渋滞の元の便を抜いて、それから乳酸菌、食物繊維の多い食事を心がけてください。

 

状況により対策の順番は重要です。

 

 

直腸性便秘について理解できたら!⇒「便秘解消プロジェクト」をチェック!

【専門家が教える】便秘解消3つのコツ

性別・年齢別の便秘対策


女性の便秘


妊婦の便秘


赤ちゃんの便秘


子供の便秘


男性の便秘


60歳からの便秘



関連ページ

弛緩性便秘とは?その原因と対策!どんな薬と食事で治す?
便秘の種類「弛緩性便秘」とは?腸の動きが悪くなることで排便ができない弛緩性便秘の便秘薬の使い方や食事、運動について
痙攣性便秘とは?その症状と原因、治療薬について
痙攣性便秘の対応方法として正しい改善方法や、飲んではいけない下剤などの薬への注意を紹介します。