宿便とは?

宿便とは?

 

こんにちは薬剤師のタカラです。
このページは宿便の基礎情報から、原因、解消方法について9項目で紹介していきます。


宿便とは?

テレビ番組や雑誌などで「宿便」というキーワードを聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?

 

みなさんが想像する宿便とは普通のうんちではなく、黒く粘度の高い便が腸壁にへばりついていて、なかなか排泄されない非常に厄介な便のイメージをお持ちの方が多いと思います。

 

人によっては腸のヒダヒダの隙間に何日も長い間詰まってしまった便と解釈をする人もいますし、大腸ポリープなどで腸の中でポリープに引っ掛かかりなかなか出てこない便だという人もいます。

 

また排泄した際に、いつもの便よりも臭いが臭く、黒いタール状の便が出たら宿便だという人もいます。

 

腸の中で長い間滞留しているので、滞留便という風にウィキペディアには書いてあります。

 

しかしこれは本当なのでしょうか?

宿便って本当にあるの?

 

腸の中の構造は管状になっていて、腸の筋肉が縮んだり伸びたりしながら、管を動かし便を肛門へと運んでいきます。

 

腸の谷間に便が詰まっているものが宿便なのであれば、この谷間は常に動いているため、挟まって身動きがとれない便は存在しません。

 

大腸はのの字の形でお腹の中に収納されており、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、とカーブの多い構造です。
この90%近いカーブの部分には便がたまりやすく、便秘の際には注意が必要ですが、腸の曲がり角に常に滞留して存在する宿便はありません。

 

結論とすると多くの人にイメージされている腸の中に長い間存在してる宿便は存在しないと考えてよいでしょう。

 

しかし便秘がひどく一週間〜10日間便が排泄されないということはよくある話です。

 

ココからは下のパートは宿便について「ひどい便秘、慢性便秘」ということで話を進めていきます。

宿便(慢性便秘)の原因

ひどい便秘の原因は人それぞれにはなりますが、いくつか原因が入り混じって治りづらい慢性的な便秘症状になっている方が多いのではないでしょうか。

 

便秘原因を列挙していくので、ご自身に思い当たる原因をチェックしていただき、一つづく解決方法を考えてみましょう。

 

宿便の原因@便意の我慢

うんちをするという事は、はずかしいことという風に思い、特に女性の多くは便意を我慢してしまう方が多いですがこれは大変危険です。

 

便意というのは生体反射なので、生理現象です。
その生理現象を意志の力でねじ伏せて便意を我慢し続けるとどうなるかというと、反射のシグナルをキャッチする脳が混乱を起こし、より強いシグナルがないと便意を起こさないようになってしまいます。

 

学校や職場、通勤通学中などで便意の我慢を繰り返すことで、やがて便意がおこらない体になってしまう人がいます。
この対処方法はアナログですが、現在の状態で便意やおならなど肛門に来る反射がおこる時には素直にトイレに行くことをおすすめします。

 

また、時間がかかりますが毎朝の排便習慣をつけることで徐々に元に戻っていきます。

 

宿便の原因A食事の偏り・食事量の減少

お通じに良い食事としてみなさんもご存じの野菜などの食物繊維や、乳酸菌などの発酵食品をたくさん摂るというとても基本的なことではありますが、これを怠っている人が多いものも一つの原因です。

 

日本人の平均食物繊維摂取量は厚生労働省が摂取目標としている量よりも大きく下回っています。
良くに若い世代の食物繊維摂取量の低下は顕著で、深刻な状況といっても良いでしょう。
宿便に悩んでいる方の多くは、便秘解消のために何かしら野菜やくだものなどを摂取することを意識している方が多いと思いますが、繊維の種類にもこだわって摂取するようにしましょう。

 

食物繊維は水溶性と不溶性の2種類がありますので詳しくはこちらをご覧ください。

 

また、ダイエットをする方が多いと思いますが、ダイエット中の便秘悪化に苦しむ方もまた多いのが現実です。

 

日本人の食物繊維摂取の一番の源は「穀物」です。
いわゆるお米なのですが、ダイエットで炭水化物抜きなどの方法を取られる方が多いのですが、お米を食べなくなるというのはカロリー制限にはなりますが、食物繊維制限にも同時になってしまいます。

 

食べすぎなければ穀物はそんなに太る原因とならないので、おし麦、もち麦など雑穀を入れた食物繊維多めのダイエットライスを少量でもいいので召し上がることをおすすめします。

 

また宿便などひどい便秘症状になってしまうと、食物の腸の滞在時間が増え、悪玉菌が増加し、有毒なガスが発生し、血流が悪くなることで太りやすくなります。

 

特に宿便など便秘ぎみの方が健康的に痩せたい場合は、必要なものは食べる戦略を取ることがダイエット成功の近道といえるでしょう。※もちろん運動も合わせて行ってください。

 

宿便の原因B運動不足

 

宿便や便秘体質の方は、あまり運動することが得意ではないという方もおおいのではないでしょうか。
毎日仕事や運動をなさっている方はここを読み飛ばしてもらって大丈夫ですが、宿便に効果的な運動やストレッチの方法を紹介していきます。

 

宿便対策運動@

腰まわりのねじり運動をしましょう。
ひどい便秘や宿便の状態は腸の動きが弱く、便の排出速度が落ちています。

 

このような状態の場合、外からの刺激も腸を動かすきっかけになるのでお腹周りの運動をしましょう。

 

素直に腹筋をしても良いです。

 

立った状態で太ももを引き上げる行進運動、行進運動にねじる運動をプラスした右ひじを左膝に近づけ、次に左ひじを右膝に近づける行進運動などもよいでしょう。

 

立った状態で腰に手を当て、腸を直接手でもみならが腰を回す、フラフープの運度などもよいでしょう。

 

室内でできる運動はこのような腰回りを動かす運動がおすすめです。

 

また、晴れた日には屋外でお散歩するなど有酸素運動をするとリラックスでき副交感神経を刺激するため宿便にも効果的です。

 

ここまで、便意の我慢をしない、食事に注意をする、運動をするといった基本的な宿便対策をお話していますが、これらを続けながら排便習慣をつけていくため、便秘薬の減量をしていきます。

 

すぐに効果がでる便秘に効果的な運動についてこちらのページが参考になると思います。

 

宿便(慢性便秘)の解消方法

ひどい宿便や便秘の方の対処方法は様々です。
便秘薬が手放せなくなっている人も多いのではないでしょうか?

 

下剤や便秘薬を長く使っていると、薬なしでは排便ができなくなってくる方が多いと思います。
しかしこの状態で便秘対策を行っても、結果便秘薬を利用しないと宿便の解決ができず、一時的な便秘対策となる方が多いのではないでしょうか。

 

便秘薬を利用しながら腸内環境を整え、便秘薬を減らしていく宿便対策の方法について別のページで紹介していますので、気になる方は該当ページを参考になさってください。

 

宿便(慢性便秘)の病気・症状

 

便秘がひどくなってくると、腸内フローラの悪化がすすみ、体にさまざまな悪影響があります。

 

一番よく知っておいてほしいのが免疫に関してのことです。
腸は体内の免疫力の60%を支配していると言われています。

 

その免疫力が落ちるか、増強するかによって病気になりやすくなるか、抵抗力が上がるかという差になってきます。

 

当然宿便がひどい状態であれば腸内フローラが乱れるため、免疫力が下がります。

 

すると、風邪や感染症などの病気になりやすくなったり、免疫機構の以上で起こるアレルギー、花粉症、蕁麻疹、アトピーなどの悪化も起こりやすい環境です。

 

さらに言うと毎日体内でできる5000個のがん細胞を死滅させることができなくなる可能性があります。

 

免疫力の低下が長引くと、さまざまな病気のきっかけとなることが考えられるので、ひどい便秘や宿便状態の方は腸内環境を整えるという考え方を持つとよいでしょう。

宿便(慢性便秘)に効く便秘薬

 

便秘がひどく肛門の手間の直腸部分で硬い便が栓のようになっている状態は、一度便秘薬を使用して流れを良くする方が得策です。

 

無理に食物繊維などをたべすぎると出ないのに便が増量され、便秘がもっとくるしくなる事につながります。

 

いつも利用している便秘薬でよいのでひどい場合は飲んで一度リセットをし、正しい便秘解消法を翌日からはじめましょう。

宿便(慢性便秘)に効くサプリ

 

便秘がひどい方は下剤や便秘薬をのんで宿便対策をしていただきたいのですが、これらの薬は宿便を治す薬ではなく、一度リセットする薬だということを知るべきです。

 

宿便対策は毎日のスッキリとトイレにいける環境作りです。
その際には宿便対策のサプリメントを利用することをおすすめします。

 

たくさんのサプリメントがありますが、おすすめは乳酸菌サプリです。
乳酸菌サプリの中でも宿便にとくに効く、便通改善のサプリメントがありますのでこちらを利用してみましょう。

宿便(慢性便秘)の病院

 

宿便は大変つらいので、病院にかかったほうがよい状態の人もいるでしょう。
一週間以上便がでないという方は一度専門家の病院を受診することをおすすめします。

 

宿便でかかる時には普通の内科よりは消化器科、消化器内科、胃腸科といった腸のスペシャリストがいる病院の方が、ただしい排便アドバイスや薬のサポートをうけることができますので、ひどい場合はこちらを受診してみましょう。

 

便秘外来などの病院についてはこちら

 

 

 

 

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