便秘薬・下剤・浣腸・漢方の種類と違い。薬を減らす方法を薬剤師が解説

便秘薬の種類と減薬のおすすめ

 

こんにちは薬剤師のタカラです。

 

便秘解消を目的に使う薬には、下剤、浣腸、漢方、整腸剤などの多くの種類がありますよね。
この中でもすぐに効果が出る薬や、連用をすると問題がある便秘薬などもあります。

 

正しい便秘薬の知識を持ってもらい、正しい選択をしてもらうために、このページでは便秘薬について全体的なお話をしていきます。


まず便秘薬をおすすめする前に

できることなら便秘薬なしでスッキリな体質になりたいですよね?

 

便秘薬は便通を良くする作用がありますが、根本的に便秘を治す薬は少ないのが現状です。

 

いまの辛い便秘症状を一時的に改善する効果のある薬が多く、これらの薬は便秘を治しているわけではありません。

 

便秘薬の選び方によっては、腸が慣れずに排便習慣をつけることができる薬も選ぶことができます。

 

しかし残念ながら皆さんが良く知っているテレビCMをするような便秘薬(下剤)は、一時的な効果がある薬で排便習慣をつける薬ではないんですよね...
※整腸剤は大丈夫ですよ。

 

このことについて、あまり表立って言う製薬会社はありません。

 

たしかに自社商品のデメリットになることは、あえて言う必要はないのですが...

 

しかし、私の知り合いで便秘から抜け出せず困っている人がいるなら便秘薬ではない違うアドバイスをします。

 

薬の選び方、飲み方を間違わなければ「便秘薬は減らせます」

 

減らす時の注意

便秘薬を減らすためには、薬の変更、飲み方の変更だけでは便秘は完全に改善できないことが多いので、基本的な便秘解消のための運動、生活習慣、食習慣を改善することも同時に行ってくださいね。

 

それでは便秘薬について基本的な以下のことを知っておいてください。

 

便秘薬の効果・注意点のイメージ

最初に市販・医療用ともに便秘薬・下剤の商品カテゴリは以下の効果のイメージを持っておくとよいでしょう。

 

便秘薬の排泄効果の強弱ランキング

1位:浣腸
2位:大腸刺激系便秘薬
3位:便を軟らかくする便秘薬
4位:整腸剤

 

  • 浣腸:効果は絶大ですが、連用で体が慣れ効きづらくなります
  • 大腸刺激系便秘薬:連用、常用しすぎると効果が出なくなります
  • 便を軟らかくする便秘薬:慣れがないので定期服用が可能です
  • 整腸剤:腸内環境を整える薬なので定期服用を推奨します

 

便秘解消効果が高い「浣腸」「刺激系便秘薬」を選択すると、体が慣れてしまう危険性があるので、定期的に使えません。

 

一方、便を軟らかくする便秘薬は、大腸刺激系の薬ほど便秘解消効果は劇的ではないですが常用・連用が可能の薬です。

 

もし便秘薬をどうしても飲みたい場合

便を軟らかくする便秘薬で対応できる人はこちらを選択することを強くお勧めします。

 

また、ひどい便秘症で浣腸や刺激系便秘薬が手放せない方も、便を軟らかくする便秘薬を常時使い、ひどい時だけ刺激系の便秘薬や浣腸を利用するなど、使用頻度を下げることで少しずつ薬を減らすことができます。

 

また整腸剤や乳酸菌サプリで常に腸内の環境を良くしておくことは重要です。

 

すぐに効果がないからと、これらの腸内細菌に効果的な薬・サプリを軽視する方もいるかと思います。

 

しかし、根本的な腸の動きを良くするのに整腸剤、乳酸きサプリは非常に役立ちますので、便秘の方は常に飲むことで腸の環境をケアすることができます。
※腸内環境を整えるのであれば、1日〜2日飲んだくらいではだめですよ!

 

どうやったら便秘薬を減らせるの?

答えは、便を軟らかくするための便秘薬「酸化マグネシウム系」の薬と、乳酸菌サプリを使い調整します。

 

下剤を減らすための便秘薬・サプリの利用方法

  • 「乳酸菌サプリ」で腸内環境を毎日ケアします。
  • 2〜3日目の便秘で「酸化マグネシウム系」の便秘薬を飲みます。
  • 5日以上便秘があるようならいつも利用している便秘薬を飲んで一度腸内をリセット。

※便秘解消の基礎「食事」「運動」「生活習慣」の改善は続けます。

 

何度も上記のやり方で繰り返していくうちに、いつもの便秘薬の量が減ったり、使う回数が減らせたりと少しずつ改善が見られるでしょう。

 

全員がすぐに減らすことができる保証はできませんが、この方法を続けることで便秘薬、浣腸を減らしていくことができます。

 

すると、いずれ下剤なしでも「酸化マグネシウム系」の便秘薬だけで便秘は改善できます。

 

さらに進めば「乳酸菌サプリ」だけで便秘は改善でき、最後は食事の注意だけでお通じが勝手に出るようになります

 

どうですか?
こんな簡単な方法で減らすことができますので一度チャレンジしてみてくださいね。

 

お通じを軟らかくする「酸化マグネシウム系の便秘薬」

市販:3Aマグネシアはこちら

病院:酸化マグネシウム系の便秘薬はこちら

 

腸の動きを良くする薬・サプリ

市販:乳酸菌サプリのおすすめはこちらから

病院:整腸剤のおすすめはこちらから

 

便秘薬と一概に行っても、市販薬、医療用など様々です。
また、剤形も浣腸や東洋医学の漢方薬などもありますので、詳しくは以下のページで解説していきますので興味がある方はご覧ください。

 

便秘薬の詳細はこちらから

医療用便秘薬一覧

医療用便秘薬のおすすめと効果効能
病院でもらう便秘薬についての詳しい解説です。

市販の便秘薬一覧

市販の便秘薬(下剤)と整腸剤の効果と選び方
ドラッグストア、ネット通販などでご自身で購入できる便秘薬についての詳しい紹介です。
自分の意思で購入できるので、間違った利用方法をしないように注意しましょう。

浣腸の効果とおすすめ

浣腸の効果とおすすめ
病院でもらう浣腸と、市販で購入できる浣腸についての詳細ページです。

便秘に効く漢方薬

便秘に効く漢方薬
漢方で便秘を治したい人の専用ページです。
こちらも病院の漢方薬と薬局で購入できる漢方を紹介します。

 

便秘薬のおすすめまとめ

 

 

便秘薬の使い方には十分注意が必要です。

 

便通改善効果がある分、間違った使い方をしてしまうと自力で排便する能力がなくなり、便秘症状から逃れられなくなることがあります。

 

スッキリしないので便秘薬を追加、一錠が二錠、二錠が三錠とどんどん便秘薬の量が増え、最悪のパターン「下剤依存症」となる方もいます。
(ちょっと脅かしてしまってごめんなさい。)

 

しかし、何日も便が出ていない状態で、ひどく苦しい時に便秘薬を使って一時的にしのぐといのも選択肢の一つです。

 

薬の選び方と症状の状態による対処方法を良く考え、便秘薬を上手に使ってくださいね。


 

【専門家が教える】便秘解消3つのコツ

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