薬剤師が教える!潤腸湯の便秘解消効果と副作用

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薬剤師が教える!潤腸湯の便秘解消効果と副作用

 

 

 

こんにちは!薬剤師の植松です。
腸を潤すと書いて、「潤腸湯」というお薬が今回のテーマです。

 

腸を潤す!という字の通り、水不足でコロッとしている便や慢性的な便秘の方に使われます。

 

漢方薬は構成成分として様々な生薬が入っているのですが、潤腸湯は大黄甘草湯と麻子仁丸と成分が重複しているというのが特徴的です。


 

潤腸湯の効果について

潤腸湯は大黄甘草湯と麻子仁丸の成分に加え、血流を改善する成分が入っています。
便を柔らかくして便通を改善させる働きがあり、水分摂取が不足している方の慢性的な便秘やコロッとした便に効果を発揮します。

 

潤腸湯が向いている人

潤腸湯は特に高齢者の慢性的な便秘によく使用されます。
また血流改善作用もあるため、冷えのある虚弱体質の女性にも適しています。

 

血流と自律神経、便通は密接な関わりがあるとされ、この辺りに不安のある女性にもおすすめと言えます。

 

副作用について

潤腸湯の服用でみられる主な副作用としては、下記のような副作用が挙げられます。

 

・胃の不快感
・潤腸湯構成生薬による腹痛
・潤腸湯構成生薬による下痢

 

潤腸湯の服用で一番多くみられるだろう副作用は胃部の不快感です。
潤腸湯自体が原因であったり、臭いや味が原因で起こったりします。

 

また、潤腸湯は大黄甘草湯の構成生薬と重複があるため、大黄による腹痛がみられることがあります。
さらに潤腸湯そのものが合わなかったり、効きすぎてしまったりする方では便通改善ではなく、下痢がみられることもあります。

 

飲み方について

潤腸湯は基本的に食前または食間に服用する薬です。
これは、より漢方薬の効果を引き出すためと言われています。

 

しかし、胃もたれがある方や飲み忘れのある方など、食後に飲みたい!という方は食後に飲んでも問題はありません。
1包が2.5gで、それを1日2〜3回飲む飲み方が一般的です。

 

妊婦は飲んでいい?

大黄甘草湯や麻子仁丸同様に妊婦さんに対しては積極的な使用はされません。
構成生薬の子宮収縮の働きによる流産や早産の可能性が挙げられるためです。
そのため、妊婦さんには潤腸湯でなく、他の便秘薬を用いることが一般的です。

 

薬剤師からのまとめ

 

 

 

潤腸湯は大黄甘草湯と麻子仁丸の働きを合わせ持った、スーパー漢方とイメージしてもよいかもしれません。

 

構成生薬が重複しているということは、潤腸湯と大黄甘草湯、麻子仁丸を一緒に飲んでしまうと構成生薬の過剰摂取となる可能性が考えられます。

 

つまり、思わぬ副作用の発現につながってしまう可能性も考えられるため、潤腸湯を飲むときは漢方薬の重複に注意が必要です。

 

このような重複を防ぐためには、お薬手帳が有効です。お薬手帳を持参していると、薬剤師が重複に気付くことができるため、思わぬ重複を未然に防いでもらうことができるのです!


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