薬剤師が教える!三黄瀉心湯の便秘解消効果と副作用

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薬剤師が教える!三黄瀉心湯の便秘解消効果と副作用

 

 

 

こんにちは!薬剤師の植松です。
今回のテーマは、「三黄瀉心湯」です。

 

この漢方薬を知っている!という方はなかなかの通かもしれません。
三黄瀉心湯は一般にはあまりなじみのない漢方薬ではないでしょうか。

 

漢方薬は症状よりも、個人の「証」と呼ばれる体格的な特徴が重視されます。

 

証が合わなければ漢方薬を飲んでも効かないのです。

 

では、三黄瀉心湯はどのようなタイプの人に効果があり、どのような薬効があるのでしょうか?


 

三黄瀉心湯の効果について

三黄瀉心湯は体力が充実した人の便秘に効果がある漢方薬です。

 

三黄瀉心湯は他にものぼせやほてり、イライラや不眠、高血圧に伴う頭が重い感じやめまいなどにも効果を発揮する漢方です。

 

そのため、便秘に対する効果は三黄瀉心湯の効果の一つという考え方の方が正確かもしれません。

 

三黄瀉心湯が向いている人

三黄瀉心湯の使用が向いている人は、第一に「体力が充実した人」です。

 

体力が充実した人と言われても漠然としていますが、イメージとしては体格がよいとかポッチャリ気味の方のことを指します。

 

さらに三黄瀉心湯の効果から、赤ら顔でイライラしている、顔や頬に毛細血管が浮き出ているような人の使用が適しています。

 

副作用について

基本的に漢方薬は証が合わない人が使用すると思わぬ副作用がみられることがあると考えられています。
主な副作用としては、下記のような副作用が報告されています。

 

・食欲不振
・構成生薬の効能による腹痛
・便通改善作用による下痢

 

副作用の症状は、三黄瀉心湯を構成している生薬の薬効によるものです。

 

重大な副作用として間質性肺炎も報告されていますが、こちらはめったにみられません。

 

間質性肺炎の初期症状としては、「から咳、発熱、息切れ、息苦しさ」が挙げられるので、万が一このような症状がみられた場合は処方された病院を再度受診しましょう。

 

飲み方について

三黄瀉心湯は基本的に1日7.5gを2〜3回に分けて食前または食間に飲みます。

 

しかし、飲む量は年齢や体重、症状によって主治医が調節するため、主治医の指示通りの飲み方で飲むことが大切です。

 

妊婦は飲んでいい?

三黄瀉心湯は添付文書と呼ばれる薬の説明書によると、妊婦さんには投与しないことが望ましいとされています。

 

これは、三黄瀉心湯を構成している生薬の働きに子宮収縮作用があり、流産や早産の可能性が考えられるためです。

 

薬剤師からのまとめ

 

 

三黄瀉心湯など漢方薬は便秘に対して使う!といった使い方よりも、個人の状態を主治医が判断して用いる薬です。

 

また、三黄瀉心湯のように便秘にも高血圧に伴う諸症状にも使うといったように複数の効果を持っていることが一般的です。

 

飲み方も飲み忘れ防止のために、食後に飲むといったことや主治医が飲む量を調節してくれる場合が多いので、用法をきちんと守って飲むことが大切です。

 


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