【薬剤師が解説】アロエ便秘薬の効果や副作用について|イメージと異なり強い効果アリ

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市販便秘薬『アロエ便秘薬』は刺激性便秘薬!長期使用は厳禁

 

アロエ便秘薬と聞くと、アロエヨーグルトをイメージして「安全性が高そう!」「毎日飲んでも大丈夫そう!」などと思ってしまいませんか?

 

アロエ便秘薬は毎日飲んでも大丈夫か?

 

そもそもアロエがなんで便秘薬に?

 

そんな疑問を解決します。


 

目次:

 

効果や安全性に大きな差!用途に応じた便秘薬の選び方についての解説記事はこちら

【薬剤師が解説】便秘薬おすすめランキング!6つの市販薬からベストを選ぶ

 

 

アロエ便秘薬の特徴

画像引用:株式会社ヤクルト本社

  • 商品名:アロエ便秘薬
  • 成分名:アロエ末
  • 剤型:錠剤

有効成分はアロエ!医薬品原料専用の種類

 

アロエ便秘薬の有効成分は名前の通り、『アロエ』です。

 

アロエには医薬品原料専用の種類のアロエがあり、アロエ便秘薬は医薬品原料のアロエを使っています。

 

化粧品やサプリメントのアロエとは違うもの

 

アロエといえば思い出すのが、化粧品やサプリメント。

 

ヨーグルトにもよく含まれていますよね。

 

これらのアロエはアロエ便秘薬のアロエとは別の種類のアロエなんです。

 

サプリメントやヨーグルトに含まれている種類のアロエも、便秘改善効果がありますが、医薬品原料ではないアロエ。

 

アロエ便秘薬ほどの効果は期待できません

 

 

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アロエ便秘薬の効果

アロエの主成分、アロインが効果の鍵

 

アロエ便秘薬の効果の要は有効成分アロイン

 

大切なのはこのアロインで、アロインが腸で作用を発揮して排便を促進します

 

アロエは腸を刺激する

 

アロエ便秘薬に含まれるアロインは腸を刺激することで排便を促します。

 

刺激性便秘薬は意図的に腸を刺激して排便を促します。

 

アロエ便秘薬も腸を刺激する点は変わりませんが、自然に近いお通じを目指し、腸をほどよく刺激することを売りにしています。

 

水分を集める働きも便秘解消の一助に

 

アロエ便秘薬のアロインは水分を腸の粘膜に集める働きも持っています。

 

体内の水分を集めることで便を柔らかくするのです。

 

市販の便秘薬の多くは、便を柔らかくする成分と便通を促す成分は別々です。

 

 

アロエ便秘薬のアロインは、便を柔らかくすることも便通を促すこともできるので、一つで二度おいしい便秘薬。

 

一つの成分で便を柔らかくも排便を促すこともできる市販の便秘薬はあまりないので、アロエ便秘薬の大きな特徴です。

 

 

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アロエ便秘薬の副作用・注意点

アロエ便秘薬の副作用

 

アロエ便秘薬の添付文書には、激しい腹痛吐き気・嘔吐などの副作用があらわれる可能性について記載されています。

 

このような症状が出た場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

腸を刺激するため使用目安を守ることが大切

 

メーカーは「ほどよい刺激で自然な排便を促す」という安全性を前面に出しています。

 

確かにアロエ便秘薬は安全性の高い便秘薬だと私も思います。

 

でも、やはり腸を刺激する薬効がある以上は、使用方法はきちんとしたいところ。

 

 

一時的な腸の刺激であれば、習慣性や耐性の心配はありません。

 

しかし、毎日アロエ便秘薬に頼るようになると、ほどよい刺激とはいえ習慣性や耐性の心配があります。

 

アロエ便秘薬を飲むときは、長期連用せずに便秘で苦しいときに限定的に使うようにしましょう。

 

刺激性便秘薬と非刺激性便秘薬についての記事はこちら

 

使用の目安は1週間

 

アロエ便秘薬を使用する場合の目安は1週間です。

 

便秘を感じてアロエ便秘薬を1週間飲んでみても便秘が改善しない場合は、アロエ便秘薬以外の便秘薬に切り替えて様子をみましょう。

 

 

坐薬や浣腸タイプの便秘薬にする、センノシド系の腸の刺激作用が強い便秘薬にする方法があります。

 

自分に合った便秘薬は何か?

 

便秘薬に限らずですが、困ったときに気軽に相談できる薬剤師をかかりつけとして探すのもおすすめです。

 

センノシド系の市販便秘薬、コーラックハーブについての記事はこちら

 

 

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まとめ:アロエ便秘薬に頼りすぎず便秘の根本改善が大事

 

アロエ便秘薬は自然なイメージがあるためか、つい健康食品のつもりで飲んでしまいそうになります。

 

でもアロエ便秘薬も立派な医薬品です。

 

腸の刺激が穏やかだからといって、「連用しても大丈夫なんだ!」と脳内変換するのは危険。

 

アロエ便秘薬も腸を刺激するタイプの便秘薬に変わりません。

 

便秘薬を飲むときは、食事や水分摂取量を見直し、そもそも便秘の根本解決を図る。

 

その上で、必要なときに必要な量を飲む、ということが大切です。


 

便秘体質の改善には整腸剤がおすすめ!市販整腸剤の解説と選び方についての記事はこちら

【薬剤師が教える】市販の整腸剤おすすめランキングと効果別選び方

 

 

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【専門家が教える】便秘解消3つのコツ

健康食品でスッキリサポート




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