【薬剤師が解説】コーラックを選ぶコツ

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コーラックの正しい選び方を薬剤師が解説!

 

このページは便秘薬の中でも特に有名な「コーラック」について説明していきます。

 

コーラックは一種類でないことを皆さんはご存知ですか?

 

たくさんの種類のあるコーラックの中でもあなたにあった便秘薬が見つけられるように、選び方に焦点を当ててこちらで紹介していきます。


コーラック全種類と成分と商品の特徴を比較

コーラックの種類 成分 おすすめな人
コーラックファースト
コーラックファースト
ビサコジル10mg
ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)32mg/4錠中
初めての人におすすめ
コーラック2
コーラック2
ビサコジル15mg
ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)24mg/3錠中
コーラックなどの
便秘薬を飲み慣れている人に
コーラック
コーラック
ビサコジル10mg/2錠中 スタンダードな排便効果
慢性便秘の方に
コーラックファイバー
コーラックファイバー
プランタゴ・オバタ種皮1200mg
ケツメイシ乾燥エキス100mg
センノシド・カルシウム20mgなど
野菜不足など
食物繊維が不足している方向け
コーラックハーブ
コーラックハーブ
センノシド57.12mg
甘草エキス末80mg/2錠中
生薬で優しく排泄したい方
コーラック坐薬
コーラック坐薬
炭酸水素ナトリウム0.5g
無水リン酸二水素ナトリウム0.68mg
すぐに便秘改善効果がほしい方

画像引用:大正製薬

コーラックの飲む量とタイミング・効果時間について

コーラックの種類 飲む量・使用方法 飲むタイミング・時間 効果の時間
コーラックファースト
コーラックファースト
15歳以上:1〜4錠
11〜14歳1〜3錠
11歳未満使用不可
就寝前・寝る前 夜のみ翌朝に効果
コーラック2
コーラック2
15歳以上:1〜3錠
11〜14歳1〜2錠
11歳未満使用不可
就寝前・寝る前 夜のみ翌朝に効果
コーラック
コーラック
15歳以上:1〜3錠
11〜14歳1〜2錠
11歳未満使用不可
就寝前・寝る前 6〜11時間
夜飲んで朝効く
コーラックハーブ
コーラックハーブ
15歳以上:1〜2包
15歳未満使用不可
朝夕 空腹時 夜のみ翌朝に効果
コーラック坐薬
コーラック坐薬
12才以上1回1個を肛門から挿入
※飲まないでください。
※12歳以下使用不可
排便直前 即効性あり・10〜30分

コーラックの効き目・効果について

 

坐薬タイプ以外の飲むタイプのコーラックの有効成分は「ビサコジル」「センナ成分」「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)」などで大腸を直接刺激するタイプの薬です。

 

腸でコーラックの成分が溶け、腸の動きを活発にすることで排便を促す薬で、シャープな効き目が現れることが特徴的です。

 

坐薬タイプのコーラックは直腸で炭酸ガスを発生させることで腸が刺激され排便を促します。

 

排便までにかかる時間についは上記の表にまとめてありますので各コーラックの商品についてご覧ください。

 

コーラックシリーズの薬の選び方

  • スタンダードな効果「コーラック」

コーラックの効果はビサコジルという成分が大腸の副交感神経に働き、腸が大きく動くぜんどう運動という動きを促進します。

 

腸の粘膜に作用するため刺激があり排便効果が高いのが特徴ですが、連用や乱用で飲みすぎるると効果が出づらくなるというデメリットもあることを覚えておきましょう。

 

コーラックのお薬の成分は5層でコートされており、胃の中で溶けずに腸まで届いた状態で効果を発揮します。

 

「コーラック」の服用注意

シャープな効き目があるコーラックですが、上記にも書いていますが便秘が辛い時のみの使用に制限しましょう。

 

  • 初めての人は効果の優しいタイプの「コーラックファースト」

「コーラックファースト」はコーラックやコーラック2と比べると、腸の刺激を起こす薬効成分の「ビサコジル」が半量です。

 

少量から始められ、ご自身の体にどのくらいのコーラックがあっているのかを試すことができるので、初心者の方は「コーラックファースト」から始めるとよいでしょう。

 

「コーラックファースト」の服用注意

ビサコジルが半分量で少ないとはいえ、十分に便秘解消の効果がある成分なので、初めての場合は1錠からはじめることをお勧めします。

 

また、慣れてきても毎日飲むなど連用は避けましょう。

  • 便が硬く、慢性的な便秘の方「コーラック2」

「コーラック2」は通常のコーラックとの比較で違う点は、ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DDS)という腸の中の水分量を増やす成分が配合されいてることです。

 

DDSは便を軟らかくするため、便かが硬くカチカチ、コロコロの便でお困りの方におすすめです。

 

腸を動かす成分「ビサコジル」は普通のコーラックと同量で、コーラックシリーズの中では1錠の中にビサコジルが多く入っているため便秘解消効果が強めです。 

 

慢性便秘、ひどい便秘、5日以上でない便が硬くなりやすい方など慢性的なお悩みの方におすすめです。

「コーラック2」の服用注意

ビサコジルは腸への刺激が強く、腸がなれてしまうためコーラック2の連用・常用など飲みすぎに注意しましょう。
本当に辛い時だけ飲むようにしましょう。

  • 繊維不足・野菜不足の方「コーラックファイバー」

 

コーラックファイバーは他のシリーズと内容成分と効き方が異なります。

 

まずはじめにコーラックファイバーに配合されている「プランタゴ・オバタ種皮」は腸内で水分を吸収、大きく膨張し便の量を増やします。

 

食物繊維をたくさん食べたような状態になり、便の量が増え、水分量も保持するため排泄をスムーズにします。

 

またセンノシド成分が腸を動かし、ケツメイシが腸の働きを整えるため、量を増やすのとともに腸が動きダブルの効果で便秘解消を促します。

 

またビタミンB6が入っているため、お肌の調子を整えるのにも役立ちます。

 

「コーラックファイバー」の服用注意

ファイバーという名前をみると食物繊維を連想し、毎日飲んでも良い安心の便秘薬のように思う方もいますが、センノシド成分は腸への刺激がある薬なので毎日飲むことはおすすめできません

 

「コーラックファイバー」はこんな方におすすめ

  • ダイエット中で食事制限をしていて、食事量が減ることで便秘が悪化している方。
  • 自然ですっきりとした排便習慣をつけたい方。
  • 便秘で肌荒れがある方。

コーラックやコーラック2ほどの強い作用は不要で、スッキリとした排便をしたい方におすすめです。
特に女性を意識した配合成分ですね。

 

  • 生薬で自然なお通じを目指したい方は「コーラックハーブ」

「コーラックハーブ」に生薬のセンナと甘草の二種類が配合されています。

 

甘草エキスは腹痛の副作用を抑える効果があります。

 

他のコーラックシリーズやその他の下剤で腹痛の副作用があり、お腹が痛くなく、便秘解消効果も高い便秘薬を探している方におすすめです。

 

センノシド成分が便を押し出し、甘草エキスが腹痛を抑えるので便秘解消効果を十分発揮しながらも副作用が出づらいように配合されています。

 

同じ配合成分の他社の商品で言うと「タケダ漢方便秘薬」です。

 

「コーラックハーブ」の服用注意

生薬や漢方系の便秘薬ということで安心して飲めるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、センノシドの腸への刺激する作用のある成分が入っているため、毎日飲むのはさけましょう。
便秘の不調時のみの使用に限定します。

 

  • 今すぐ急ぎで排便したい方は「コーラック坐薬」

コーラック坐薬の特徴は便秘解消の効果が発揮されるまでの速さです。

 

坐薬を入れてから10分〜30分で便意があるため、用事がある時、移動中に便意があると困る場合、トイレに行きたい時間をある程度決めて利用することができます。

 

1日のお時間が決まっていて、どうしても○○時には排便しておきたいという場合にコーラック坐薬で排便時間の調整が可能です。

 

コーラック坐薬の注意点

坐薬のコーラックはガスを発生させる薬です。

 

効果を発揮し便意を催し、排便した後もおならが半日くらい出やすくなります。

 

コーラック坐薬を使用した後、自由におならができる環境にない場合、かなりお腹が苦しく不快な思いをする可能性があります。

 

坐薬使用後の環境を考えて利用してください。

 

また、坐薬なので口から飲まず、肛門から使用してください。

 

飲み薬でどうしても効果がない時に坐薬の選択肢を考えてみましょう。

 

コーラックを利用中にも基本の便秘対策は欠かさない!

 

便秘にはコーラック!といわれるくらい有名で手に取りやすい商品ではありますが、服用と便秘対策には注意が必要です。

 

コーラックの作用は腸に刺激を与え辛い便秘を排泄する作用であり、便秘の原因や体質を改善するお薬ではありません。

 

コーラックを飲んで今の不調が改善されたとしても、また数日間便秘状態が続くと気分が悪くなりお腹の張りが気になるでしょう。

 

コーラックを利用しながらも基本の便秘対策を行い、最終的にはコーラックを飲まないでもスッキリできる根本的な対策をすべきです。

 

便秘の根本的な対策とは?

  • 食物繊維
  • 乳酸菌・発酵食品
  • 適度な運動
  • リラックス・睡眠
  • 毎日の排便習慣の癖づけ

便秘解消の基本対策は多くの方が知っている事ですが、上記の5つのことを常に考えた生活を送ることです。

 

腸内フローラは2週間で変化すると言われており、基本の対策を2週間続けることで腸内環境が整い自然なお通じが出るようになります。

 

 

多くの方が2〜3日やってみてあまり便秘解消効果を感じることができず、正しい便秘対策をやめてしまう事に問題があります。

 

コーラックを飲みながらも、繊維の多い食物繊維で腸内細菌の増殖を促し、発酵食品で腸内フローラを整え、適度な運動で外部から腸に刺激を与え、質の良い睡眠を摂ることで夜間に腸が元気に動く環境を作りましょう。

 

これらを続けることで朝食を食べると腸が元気に動き、自然な便意を感じることができるようになります。

 

そして朝に排便する習慣が体についてくると、便秘体質からスッキリ体質に変化し、2日でなくても次の日は自然に出るような体質にすることができますよ。

 

基本対策とともに具体的な便秘解消対策を紹介します

 

コーラックを飲んだ翌朝はコップ一杯のお水をのみ、腸の動きを活性化するようにしましょう。

 

胃の中にはいったお水が腸を圧迫し、反射がおきるためコーラックの効果も発揮しやすくなります。

 

また朝食をしっかりと食べることで、腸が動き便意を感じやすくなるでしょう。

 

朝食後は、仰向けに寝転びおへそを中心に「のの字マッサージ」を行うとよいでしょう。

 

腸のマッサージで便秘解消する方法はこちら

コーラックの正しい飲み方と注意

 

コーラックを飲んで排便効果を感じたら、翌日もつづけて飲むことはせず少しずつ服用間隔をあけるようにしましょう。

 

コーラックを飲んだ翌日にお通じがあり、腸の中が改善したところに乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維をしっかりと摂り腸内フローラを整えるようにしましょう。

 

また、適切な運動も行いお通じが出やすい環境を作り、コーラックなしでも便意を催すよう基本の便秘対策を行います。

 

最初から自然排便をあきらめず、運動、食事など腸活をおこないコーラックなしでも排泄できるように排便習慣トレーニングをすることをおすすめします。

 

数日お通じがなくて再度コーラックを利用しても基本対策は続けていきましょう。

 

食事の改善を定期的に行うことが難しい方は、健康食品などの力を借りるのも一つの方法ですので検討してみましょう。

 

コーラックと一緒に使える便通対策

などがおすすめです。

 

コーラックシリーズの副作用について

 

コーラックは少量から始め、ご自身の体調にあった量を利用できていれば、基本的には大きな副作用はあまりみられません。

 

しかし、腸を大きく動かし便を押しだす際に、腹痛、下痢などの副作用を訴える人が多いのは事実です。

 

コーラックの副作用の口コミやその対策方法について薬剤師が回答する記事を以下のリンクより見ることができますので、該当する方や不安な方はご覧ください。

 

※コーラック副作用の口コミまとめ【薬剤師の解説付き】

 

コーラックは便秘を改善する薬であるため、人により効果が出すぎると下痢症状が現れることがあります。

 

また、腸を直接刺激するタイプの薬であるため、体調や状況、人により腹痛を感じることがあります。

 

有名な薬のため、コーラックの口コミなどで激痛、腹痛などと言われている方もいますが、基本的には体にあった量を飲めばそこまでひどい状況にはならないでしょう。

 

あまりにも下痢がひどく続くようであれば、下痢の中に体に大切な成分の「水分」「電解質」などが流れ出てしまうため、ポカリスエットなどのイオン飲料や電解質の入ったスポーツ飲料などを飲むと脱水症状の予防になります。

 

また、上記のように体質に合わない方は無理にコーラックの使用をせず、服用を控えることをおすすめします。

 

コーラック利用の注意点

各商品別の部分にも書いてあり繰り返しにはなりますが、ドラッグストア、ネット通販のアマゾン、楽天などでも購入でき、有名でかつお手軽な便秘薬のコーラック。

 

手軽さがゆえにサプリメントのように連用してしまう人がいますが、これだけはお控えください。

 

大腸を直接刺激するコーラックの効果は、連用により腸が慣れ、だんだんと薬が効かなくなってしまいます。

 

これを「耐性」と呼び、長期のコーラック使用で耐性がみられることは問題です。

 

また長期連用が続くと、大腸メラノーシスという腸の中が黒く斑点状になり、メラニンの沈着が起こってしまうことがあります。

 

とても良い薬ではある一方で使い方を間違えると、問題も発生するのでよく注意をしながら上手に利用していきましょう。

 

飲み方について

※それぞれの使用方法については上記の表をご覧ください。

 

「通常のコーラック」は、1日1回1〜2錠を寝る前もしくは便秘解消をしたい時間を計算して排泄したい時間の6〜11時間前に飲みます。

 

大腸で効果を発現するための特殊なコーティングがされているため、噛まずに飲むことが大切です。

 

効果の発現時間の目安は6〜11時間で5時間の差があり、便意を感じるまでに個人差があります。

 

多くの方は、寝る前に飲み翌朝起きたときには便意を感じます。

 

コーラックの質問や疑問について

コーラックって痩せるの?ダイエットにいい?

コーラックダイエットなどというとても危険なダイエット方法を行う人がいます。
とてもおすすめすることができませんが、実際に行っている人がいるのでツイッターのツイートや質問に対する回答を以下のリンクで行っています。

 

 

妊婦はコーラックを飲んでいい?

コーラックと同じ成分または類似薬効の薬は医療用の医薬品にもあり、妊婦さんでも用いられることがあります。
しかし、妊婦さんにより安全な便秘薬は他にもあるため、自己判断で飲まずに産婦人科でまずは相談することが大切です。

 

コーラックの質問コーナーをご覧ください。

妊婦、授乳中、始めての方、肌荒れ対策、男性の対策などたくさんの疑問に薬剤師が答えています。

 

薬剤師からのまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

便秘薬といったらコーラック!というくらい有名で浸透している薬です。

 

効果的な薬で良い商品ですが、使い方を間違い、安易に連用すると思わぬ副作用を引き起こす可能性もあります。

 

正しくコーラックを利用しながら、辛い便秘の時の対処に役立ててください。

 

薬はあくまでもサポート役です。

 

便秘そのものを治すには生活習慣、食習慣の改善を忘れてはいけません。

 

便秘体質の改善には当サイトの下部リンクよりたくさんの方法を紹介していますのでコーラックを利用しながらも対策を行ってみましょう。


 

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