医療用便秘薬の種類一覧|酸化マグネシウムやプルゼニド、ビオフェルミンなど

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医療用便秘薬の種類一覧。薬剤師が教える便秘薬のおすすめと効果効能

 

こんにちは。薬剤師のタカラです。

 

こちらのページでは医療用で使う便秘薬の種類とその効果と特徴についてまとめていきます。

 

病院でもらった便秘薬はどんなものなのか?

 

いまから病院に便秘症状で受診予定なので、薬の相談を具体的にしたい。

 

このような方に当ページが役立てば幸いです。


 

医療用便秘薬をもらう前に、病院・医師の選び方

医療用の便秘薬は基本的に病院を受診して医師に処方箋を書いてもらい、病院内の薬局または病院の外の調剤薬局でもらいます。

 

市販薬との違いは専門家の医師が問診、触診などを行い患者さんの体調にあった薬をもらうことができ、薬局薬剤師が飲み合わせや他の病院の薬との重複をチェックするため、効果のある薬を安心して飲むことができるという点が市販薬との違いです。

 

一方で病院受診、薬局に行くなどの時間的な手間や、病院・薬局のコストが市販より高くついたり、便秘症状を相談することがすこし恥ずかしいなど、いろいろとハードルがあります。

 

また、医師が消化器科や胃腸科、肛門科といった腸の専門ではない場合などは、大腸刺激系の一般的な便秘薬しか処方されず、便秘を完全に根治させるための生活指導が十分になされない場合があります。

 

もし便秘を体質から治したいという思いで病院を受診されるのであれば、便秘外来、または胃腸科、消化器科、肛門科といった消化器専門医を受診することをおすすめします。

 

医療用便秘薬の効能の特徴とおすすめ

基本的には医療用の薬の処方権は医師にあるため自分で選ぶことができませんが、知識として知っておくことも重要なので以下で紹介していきます。

 

医療用の便秘薬には剤形ととして「飲むタイプ」「坐薬を肛門から入れるタイプ」「浣腸タイプ」の大きく3つの使い方をする薬があります。

 

飲む便秘薬の分類

便秘薬の薬効も飲むタイプの中で大まかに分けると、

  • 便を軟らかくする便秘薬
  • 大腸を刺激して排泄を促す便秘薬
  • 腸内の環境を整える整腸剤
  • 便のかさを増やす便秘薬

などに分かれます。

 

簡単にこれらの特徴と使用する際の注意を紹介します。

 

便を軟らかくする便秘薬

この便秘薬の特徴は腸の中の水分を多くすることで、便が硬くなることを防ぎます。

 

便が柔らかくなることでするりと排便することができます。

 

最大の特徴は腸に刺激が少ないため、飲み続けても腸が薬の効果に慣れなく継続して飲むことができます。

 

効き目はマイルドですので、頑固な便秘の方はすぐに効果がでないという方も中にはいますが、効果が出ない方は定期的にのんでみることをおすすめします。

 

すこし腎臓に負担のかかる薬ですので腎臓の基礎疾患がある方は注意が必要です。

 

私個人の意見としておすすめはこのタイプの薬ですね。

 

余談ですが、私の便秘がひどい時はこれを飲むことで腸の中の便のコントロールをしていました。

 

薬効成分は「酸化マグネシウム」という成分です。

 

薬の名前は

  • 酸化マグネシウム細粒
  • マグラックス
  • マグミット
  • マクロゴール

などがあります。

 

とても古くから使用されている薬でジェネリック薬品しか存在しません。

 

 

腸を刺激し排便を促す便秘薬

この便秘薬は大腸に刺激を与えることで腸が動き、排便を促す薬です。

 

特徴は便秘解消の効果が強い薬が多いことです。

 

腸を動かす薬なので頑固な便秘の際も、一回飲むことでほとんどの人は排便することができます。

 

しかし、注意してほしいのが薬の刺激への慣れです。

 

体は刺激になれますので、このタイプの薬を連用、常用してしまうと効果が出づらくなります。

 

腸が刺激に慣れてしまうと一回に飲む便秘薬の量を増やさないと効果を感じることができなることがあります。

 

一般的な内科などで便秘症状を相談すると、多くがこのタイプの便秘薬が処方されます。

 

解消効果は高いですが、基本的な便秘体質を治す薬ではないため、不調時だけの利用にしましょう。

 

便秘薬の名前は以下です。

ジェネリック薬品も複数存在するので、これ以外の名前の商品もあります。

 

 

腸内の環境を整える整腸剤

便秘薬のカテゴリーではないかもしれませんが、便通の効果があるので整腸剤もこちらに加えていきます。

 

整腸剤の便秘改善効果は、腸内細菌のバランスを整えることで腸が動きやすい環境になり、結果として排便を促すという作用です。

 

整腸剤の特徴は、無理に腸を動かすわけではなく、環境を整える薬です。

 

体にとても優しく、善玉菌が優位になった腸内は免疫細胞の働きも良くなるので、便秘も良くなりますし病気にもかかりづらくなるという良い点があります。

 

マイナス面は、便秘がひどい方などには、即効性はあまり期待できないでしょう。

 

長く続けて飲むことで、徐々に便通が良くなる薬ですので定期的に飲みたいですね。

 

整腸剤の名前は

  • ラックビー
  • ビオフェルミン
  • ミヤBM
  • エンテロノンR
  • レベニン

その他の名前の薬もあります。

 

 

便のかさを増やす便秘薬

最後に便の量を増やすことで正常に便を出すという薬です。

 

この薬の効果は、胃腸の中で薬が水分を吸い膨らみ、のり状の水分を保持した便の原材料となり、適量の便を作る助けをします。

 

水分を保持したのり状の薬の成分は、腸管を自然な形で刺激し、水分のちょうど良い便を出すことができます。

 

一般の内科などでは処方されるケースは少ない薬です。

 

肛門科で、痔の症状が悪化しないよう予防的に便の水分量、排便量をコントロールするため処方されるケースがあります。
(すべての病院の処方例をみていないので個人的な感覚値です。)

 

特徴は自然な排便ができ、体に優しいのでメリットが多いのですが、粉薬の一回量がかなり多く、水分を吸収するのですごく飲みづらいと患者さんから不評です。

 

この薬の名前はバルコーゼといいます。

 

最新の医療用便秘薬

 

便秘薬の新薬は珍しいのですが、新しいタイプの便秘薬が注目されています。

 

アミティーザという便秘薬です。

 

知りたい方は上記のリンクをご覧ください。

 

 

医療用便秘薬のおすすめまとめ

 

医療用の便秘薬は個人にあった便秘薬として処方されますが、便秘を治す基本は薬ではなく生活習慣や食習慣の改善です。

 

具体的には「食物繊維」「乳酸菌」「運動」などを毎日継続的に対策を行いながら、便秘症状が悪化するときに便秘薬を利用してください。

 

基本の便秘対策をせずに薬だけに頼ることは、いつまでも便秘の悩みとともに生きていかなくてはなりません。

 

 

できることなら、どこかでこの便秘の悩みとはさよならしたいですよね。

 

便秘は便通に良い生活習慣を続けることで、根本的に治すことができます。

 

基本の便秘解消方法もしっかりと行い、適正な便秘薬の使用をし、半年後には便秘薬を飲まなくても便通は常に良い体になるよう、チャレンジしてみましょう!


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