酸化マグネシウム便秘薬(マグミット330、マグラックス330など)の効果と副作用など

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酸化マグネシウム系便秘薬について

 

「酸化マグネシウム系」の便秘薬は医療の現場で古くから使われていている薬です。

 

特徴は腸が慣れることのなく安心して使える便秘薬ですよ。

 

酸化マグネシウム細粒、マグミット、マグラックスなど同じ内容物でも種類が豊富で、成分量も多数あり、飲み方に迷う方も多いため、間違わないよう詳細をこちらでまとめていきます。


酸化マグネシウム便秘薬

  • 商品名:酸化マグネシウム細粒
    マグミット200mg・250mg・330mg・500mg
    マグラックス200mg・330mg・500mg
  • 成分名:酸化マグネシウム
  • 通称:カマ

 

酸化マグネシウム系「錠剤」の飲み方や詳細について

酸化マグネシウム系便秘薬の「錠剤」マグラックス、マグミットという商品があります。

 

これらの商品は200mg・330mg・500mgなど錠剤の容量が細かく分かれており、飲む量について迷うことも多いでしょう。

 

それぞれの商品について正しい飲み方や特徴、注意点などを別ページで解説しますので各商品については以下のリンクをご覧ください。

 

【1分でわかる】薬剤師の便秘体質の改善法

 

酸化マグネシウム系の便秘薬を利用中、検討中の方にぜひ知ってほしいことがあります。

 

それは毎朝スッキリできる体質に改善していく方法です。

 

「1分だけ」私の話にお付き合いいただければありがたいです。

 

酸化マグネシウム系の便秘薬は、便の水分量を増やし腸の中の流れを良くする薬です。

 

とても信頼のできる良い薬なのですが、腸が自力で動く環境をつくる薬ではありません。

 

腸が良く動く環境にするには、腸内フローラの改善が重要です。

 

善玉菌が増えると腸管が酸性に傾き、適度な刺激があることで元気に動くようになります。

 

腸内フローラを改善しつつ、酸化マグネシウム系の便秘薬を使うことで、いまより自然な毎朝の排便につなげることができますよ。

 

  • お腹の流れを良くする潤滑剤:酸化マグネシウム
  • 腸が元気に動く環境作り:乳酸菌

同時に対策するとより効果的です。

 

腸内フローラを改善するため乳酸菌食材の、ヨーグルト、漬物、味噌、醤油などの発酵食品を毎日摂る事をおすすめします。

 

また、便秘に長く悩まれている方に知ってほしいのが「乳酸菌サプリ」です。

 

乳酸菌サプリの中に、医療用の整腸剤としても有名な「ビフィズス菌ロンガム種」という菌が入っているサプリメントがあります。

 

このサプリの臨床実験では排便回数の増加の結果が出ています。

 

「ビフィズス菌ロンガム種」の医療用のデータを参考にすると

  • 成人の便秘改善率:79.2%
  • 乳幼児の便秘改善率:77.3%
  • 妊婦の便秘改善率:92.0%

 

信頼ができる改善データが出ています。

 

腸内フローラの改善に「ビフィズス菌ロンガム種」を利用しつつ、酸化マグネシウム系の便秘薬を利用するハイブリッドな便秘対策が、辛い便秘体質を治す一つの方法だと思います。

 

その乳酸菌サプリについて紹介しているのは以下のページです。

薬剤師がおすすめ!乳酸菌サプリの効果とおすすめ

 

一時的な便秘解消法ではなく、便秘体質から自然にスッキリ体質になるための方法としてお役立ててください。


 

酸化マグネシウムの効果・効き目

酸化マグネシウムの薬効は、腸の中に水分を保持して便を軟らかくすることです。

 

直腸性便秘や弛緩性便秘が原因で腸の中に長い時間便が滞留していると、大腸で水分が体内に吸収されてしまい、S字結腸の最後の部分で便がどんどん硬くなっていきます。

 

酸化マグネシウムは硬くなりすぎて排便が困難になっているところに、便の水分量が増え排便を助ける働きがあります。

 

特徴は、他の便秘薬の多くが大腸を刺激することで排泄を促すのに対し、酸化マグネシウムは腸の中の水分の調整をするだけなので、体への負担が少ないということです。

 

また、多くの便秘薬の欠点である、使い続けると徐々に効かなくなっていく、また慣れが発生するというマイナス面がなく安心して利用することができる便秘薬です。

 

 

私が便秘解消をした時にも、この酸化マグネシウムを便秘薬のメインとして利用していました。

 

便秘状態が不調になった時、酸化マグネシウムを飲んで腸内の水分を増やし、便の流れを悪くしないようにすこし早いタイミング(便秘3日目くらい)で飲むことを心がけていましたよ。

 

お腹の中をリセットをしながら排便習慣をつけていく段階で、酸化マグネシウムがおすすめです。


 

酸化マグネシウムを飲み方のコツや注意点

多めの水で飲む

消化管に水分を保持する薬のため、多めの水と一緒に服用することでより一層の便秘解消効果が見込めます。

 

粉薬タイプの酸化マグネシウムは、口の中に含む際、砂のような感覚がします。

 

慣れれば飲めますが、最初は抵抗があると思いますので、オブラートでくるむなどの工夫をするとよいでしょう。

 

どのくらいで効き目があるの?飲むタイミングは?

通常の飲むタイミングは『寝る前に一日一回』で飲むか『一日三回毎食後』に分けて飲む方法が一般的です。

 

服用時の腸内の状況によって効果の出るまでの時間はまちまちです。

 

普通の状態であれば、前日薬を飲むと翌日の朝か日中に緩い便が出ます。

 

すぐ排便効果がある場合や、飲んで一日たっても効果がない場合もあります。

 

様子を見ながら、一日2グラムまでを上限として飲んでみましょう。

 

あまり大量に飲んでしまうと下痢になるので、自分に合った量を慎重に見極めていくことをおすすめします。

 

飲む量について

病院で処方されていく薬の場合、医師の指示に従い一日分2グラムを上限に一日三回に分けて飲むか、寝る前に一回飲むかのどちらかで服用することになります。

 

処方されるケースで良く見るのは、一日三回に分けて飲むパターンです。

 

マグミットやマグラックスなどは錠剤タイプなので、飲む量がすこしややこしいですね。

 

250mg、330mg、500mgなどと書いてあると思いますので数値に注目して2000mg(2グラム)を一日で超えないように飲んでください。

 

わかりづらい薬の量ですが、例えば薬に330mgと書いてあるものの場合、6錠飲むと1980mgとなり、一日上限の目安である約2グラムを飲むことができます。

 

実際、「マグミット330mg 一回2錠 一日三回食後に服用(6錠/日)」などの飲み方で処方されることがありますよ。

 

1日6錠というと、飲む錠数が多いように思い不安に思う方もいるかもしれませんが、330mgの酸化マグネシウム製剤であれば上限量MAXですので、服用できる範囲です。

 

この量で下痢をする場合は、飲む量を調整すべきですが処方に関しては医師やかかりつけの薬剤師に飲み方を聞いた方が確実です。

 

 

また、酸化マグネシウムの粉薬も同じく2グラムまでの服用が上限量です。

 

粉タイプの酸化マグネシウムは、ざらざらとした砂のような感じがして飲みづらい可能性があります。

 

特に入れ歯の方は、入れ歯の隙間に酸化マグネシウムの細粒が入りこんでしまい痛みを伴うなど、服用しづらい場合があります。

 

このような場合は、医師や薬剤師に状況を説明して錠剤に変更してもらうとよいでしょう。 

 

錠剤の場合、のむ錠剤の量が増えると言った不都合もありますので飲みやすい方法を検討してもらいましょう。

 

酸化マグネシウム便秘薬が効かない方へ

効果が薄い方や、効き目が悪い方は、かかりつけの医師に相談しながら、最初に一日量上限の2グラムまで飲む量を増量してみましょう。

 

病院に行く時間が無い方は、処方もとの病院や薬局に電話して飲む量について問い合わせるとよいでしょう。

 

1日上限の2グラムまで飲んでいるにも関わらず排便が無い場合は、合わせて飲める便秘薬や整腸剤をドクターより処方してもらうか、ドラッグストアで相談するのも良いでしょう。

 

いま苦しい状態で急ぎの対処をしたい時はこちらのページを参考にしてください。

【※実際に相談あり】今すぐ即効性のある便秘解消方法「薬剤師が解説」

 

先ほどもお伝えしましたが、酸化マグネシウム系の便秘薬とともに乳酸菌サプリを飲むというのも一つの手段です。

乳酸菌サプリの選び方についてはこちら

 

酸化マグネシウム服用上の注意

酸化マグネシウム系の薬は、テトラサイクリン系の抗生物質との飲み合わせに問題があります。

  • ミノマイシン
  • レダマイシン
  • オーレオマイシン
  • アクロマイシン
  • ビブラマイシン

上記の薬と同時に酸化マグネシウムを服用すると、お腹の中でキレートという状態になり抗生物質が吸収しづらくなるため、正しい抗生物質の薬効が期待できなくなります。

 

同時服用は避けるようにしましょう。

 

※詳しくは処方箋を持って行った調剤薬局の薬剤師に聞くと良いでしょう。

 

その他の便秘薬との飲み合わせ

たまに聞かれるのが「酸化マグネシウム」と「コーラック」などの市販便秘薬との飲み合わせです。

 

薬効効果自体は、別の便秘解消効果なので問題はないのですが、痢や腹痛を起こす可能性があるので最初はどちらか一方で利用することをおすすめします。

 

酸化マグネシウムと他の便秘薬で効果的な組み合わせは、整腸剤や乳酸菌サプリであれば安心して利用することができます。

 

腸内フローラの改善とともに、便の水分保持をすることで無理のない排便習慣がつき、徐々に今飲んでいる便秘薬を減量することにつながります。

 

慢性的な便秘に苦しんでいる方は、酸化マグネシウム×「乳酸菌サプリ」か「整腸剤」のセットがおすすめです。

 

酸化マグネシウムの副作用

酸化マグネシウムは便を緩くする作用のある薬です。

 

効果が出すぎると水溶性の下痢になることがあります。

 

はじめて飲む場合は、一日上限の2グラムを一気に飲むのではなく、体に合った量を探りながらの服用をお勧めします。

 

また、副作用ではありませんが人により効果が出るまでに時間がかかり夜飲んで翌日のお昼くらいにお腹が緩くなる可能性もありますので、初めて飲む時が外出する前や旅行前などはさけたほうがよいでしょう。

 

妊婦の酸化マグネシウムの服用に関して

ご自身の判断で利用することはおすすめしませんが、妊婦の便秘薬として酸化マグネシウム製剤が処方されることは良くあります。

 

妊娠中の便秘は辛く、薬は使いたくないけどお腹が辛い、いきむのも怖いなど悩みの種になることが多いですよね。

 

妊娠中は特に薬の使用は避けたいと思うのは当然ですが、状態をかかりつけの医師に伝え、最善の便秘対策を行ってください。

 

妊娠前の便秘薬や市販薬の使用は自己判断で使用することは避けましょう。

 

酸化マグネシウム製剤でダイエットをお考えの方

便秘薬はダイエット薬ではないので、目的を変えて利用することはお勧めできません。

 

便秘を改善することで太りづらくなる体質になりますが、便秘薬の利用でのダイエットは考えないほうがよいでしょう。

 

間違った便秘薬のダイエット利用で、コーラック系の大腸刺激系の便秘薬を利用しながらダイエットする人が、残念ながら少数いるようです。

 

刺激系の便秘薬は腸が慣れ、便通改善の効果が少なくなり下剤依存症になる可能性もありますので注意が必要です。

 

酸化マグネシウム系の便秘薬はコーラックなどの刺激系とは違い、慣れないので安全なのでは?と質問をいただくこともありますが、あくまでも薬なので使用目的を変更して利用することはおすすめしません。

 

食物繊維を食事から十分取るように注意し、適度な運動を行い、それでも便通が悪い場合にのみ酸化マグネシウム系の便秘薬を選択するとよいでしょう。

 

ダイエット中に極度に食べ物制限をすることで、食物繊維不足、水分不足になる方をSNSなどで見る機会があります。

 

たしかに食事制限は重要なことではありますが、食物繊維や必要最低限のビタミン、ミネラル、水分は摂るように心がけ便秘にならないように健康的に痩せることをおすすめします。

 

酸化マグネシウムのジェネリックについて

 

酸化マグネシウム系の便秘薬は古くからある薬で、現在は先発品が存在していません。

 

すべての酸化マグネシウム製剤はジェネリック品ということになります。

 

 

いかがでしたか?

 

マグミット、マグラックスなど酸化マグネシウム系の便秘薬の全体的な効果効能、副作用や飲み方についてまとめてみました。

 

便秘薬の中ではとても安心して使えるタイプのお薬ですので上手に使ってお通じの良い習慣をつけていきましょうね。

 

酸化マグネシウム系の便秘薬は便通改善の健康食品との飲み合わせも問題はありませんので、青汁や乳酸菌サプリなどと合わせて対策を考えるのも良いでしょう。

 

運動、食事、睡眠の質、ストレス発散などを適度に行い、総合的な便秘対策をおすすめします。


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