【薬剤師がおすすめ】子供の便秘解消方法※幼児・小学生・中学生の原因と対策

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子供の便秘原因と解消法のまとめ

 

体が成長途上にある子供は、便を押し出す腹筋の力がまだ弱く、また便意を感じる肛門括約筋も未発達です。

 

そのため、便を出すタイミングを逸してしまい、便をお腹に溜め込みがちです。

 

こうした便のトラブルは、子供にはよくあることです。

 

このようなトラブルから子供が排便そのものにストレスを感じて嫌がり、それが慢性的な便秘につながってしまう、ということがあります。

 

すこしの便秘に関して過敏に反応する必要はありませんが、慢性便秘になってしまうと性格、学力、肥満、人間関係、病気などさまざまなことに影響が出てしまいます。

 

このページでは保育園や幼稚園のお子さんから小学生、中学生になる子供の便秘について総合的に解説していきます。

 

お子さんの将来のためにもお役立になれれば幸いです。


 

親のプレッシャーによるストレス

プレッシャーによる便秘

子育てに熱心な家庭ほどよく見られる子供の便秘のパターンです。

 

なかなか上手くうんちができない子供を心配して、頻繁にトイレへ連れて行ったり、トイレの度に「うんち出た?」と聞いたり。

 

このような、排便への過度な心配は、子供にとっては大きなプレッシャーとなってしまいます。

 

プレッシャーはストレスとなり、副交感神経が優位な状態を作れず、腸の働きの妨げとなります。

 

また「大好きなお父さん・お母さんの期待に応えられない」と感じた子供は自信を失い、排便行為そのものがストレスとなってしまうケースもあります。

 

子供のうちは食べる量が少なく、また食事も消化に良い物が中心なため、大人と比べて排便の回数は少なくなります。

 

実際、子供の便秘の目安は「3日以上うんちが出ていないこと」となっており、大人の感覚で「しばらくうんちが出ていないな」と感じても、実はそれほど心配することはないのです。

 

心配しすぎない

心配からあれこれ手を尽くしたくなってしまう気持ちはわかるのですが、親の不安に子供はとても敏感です。

 

子供自身がお腹の痛みなどを訴えない限りは、おおらかな気持ちで見守るくらいが子供の便秘にとっては一番の薬となります。

ウンチが痛いので排便行為を嫌がる

トイレを嫌がる子供

 

前述の通り、子供は排便に使われる筋肉の未熟さから、ちょっとしたことで排便トラブルに見舞われ、お腹に便を溜め込みがちです。

 

この溜め込まれた便を無理に排泄しようとして肛門が切れてしまうなどの痛い思いをし、「うんちをすると痛い」というネガティブな印象を持ってしまう子供がよく見られます。

 

子供のうちは便意が弱いこともあり「痛いから嫌だ」とトイレを我慢するとそれが日常になってしまい、そのまま慢性の便秘につながってしまいます。

 

この悪循環から脱するには、正常な「痛くない」排便の経験を子供にさせてあげることが鍵となってきます。

 

食事で対策!

水溶性食物繊維オリーブオイルなどの食事や適度な運動などで正常な排便を促し、
「うんちをしても痛くない」ことと「うんちをするとお腹がスッキリする」というポジティブな印象で上書きされれば、自然な排便習慣が身に付きます。

 

症状が酷くお腹に固い便が溜まっている状態の場合は、小児科で便を軟らかくする薬を処方してもらい、一度お腹の状態をリセットすることも考えてみましょう。

トイレが怖いと嫌がる場合

トイレが怖い子供

 

排便トラブルやストレスなどの要因から、トイレという場所そのものに恐怖を覚えてしまう子供も多くいます。

 

理由を聞いてみると、実にさまざまな答えが返ってきます。

 

「静かで暗いから怖い」というものから「明かり窓が目みたいで怖い」や、「壁の模様が怖い」「トイレの壁に貼られてるカレンダーの絵が怖い」といったものまで、大人からすると想像もつかないような理由である場合がほとんどです。

 

子供がトイレに恐怖感を持つ原因はストレスや排便トラブルの経験と結びついている場合が多く、「怖くないから大丈夫」と諭すだけでは不十分であることがほとんどです。

 

耳を傾ける

注意深く子供の話に耳を傾けて、何が怖いかということに理解を示してあげることが大切です。

 

また、トイレにぬいぐるみや絵本などを置くなどし、子供にとってトイレを居心地のよい場所にしてあげるのも一つの手かもしれませんね。

子供の便秘対策は食物繊維の食べ過ぎに注意

食物繊維を摂りすぎも便秘の原因

過度の食物繊維の摂り過ぎには注意をしてください。

 

子供が便秘になったからと言って、不溶性食物繊維の多い野菜などを過度に与えるとさらなる便秘の悪化を招くことがあります。

 

便秘が数日間続いていると、肛門付近で硬く水分の少ない便が溜まっている状態です。

 

その状態で便の量が増える不溶性性食物繊維をたくさん摂ってしまうと、肛門で硬い便が栓のような状態であるのにも関わらず、上から便の材料を追加してしまい、お腹が苦しい状態が悪化することがあります。

 

また、子供の消化器官は未発達なので、消化の悪い繊維質の多いものを摂ることで腸への負担が多くなります。

 

繊維の摂り方については「水溶性食物繊維」をたくさん摂ることをお勧めします。

水溶性食物繊維についてはこちらのページをご覧ください

小学生の便秘原因

小学生の便秘原因

トイレに行くことへの羞恥心が出てきてしまいトイレを我慢してしまうことが問題です。

 

トイレに行くことを我慢するようになると、肛門手前の直腸に便がたくさんある状態を継続してしまいます。

 

このような状態になると便意を催すセンサーが狂い、正しい便意が出ない直腸性便秘になってしまいます。

 

小学生の便秘のお子さんの生活リズムの話を聞くと、10時過ぎなど夜遅くまでテレビを見て夜更かしをしてしまい、翌朝はギリギリまで寝ていて、朝食もちゃんと摂れていなかったり、摂れたとしてもバタバタと急ぎながら朝食を摂り、朝のトイレに行く時間がなく学校へ登校してしていくという子供が多いです。

 

学校に到着するころやっと便意が出たとしてもトイレの大きい方が和式なのが嫌であったり、トイレに行く羞恥心があったりと学校でうんちをしたくないと思っている子供が多いのが事実です。

 

小学生の便秘対策

小学生の便秘に効果的なのは朝トイレに行く習慣をつけてあげることと、夜更かしをさせないで早寝早起きの規則正しい生活リズムを整えてあげることで便秘が治るケースが多いです。

中学生の便秘原因

中学生の便秘原因

中学生の便秘の原因としてあげられるのがストレスです。

 

受験や進路、人間関係、異性への意識など多感な時期の中学生は小学生とは違ったストレスに変わっていきます。

 

女の子は月経がはじまることによるホルモンバランスの崩れからくる便秘も始まります。

 

中学生になるとスマホを持ち始めるため、夜中ずっとLINEをしていたり、Youtubeを見ていたりと親の知らないところで夜更かしをしてしまい、生活リズムが崩れることもあります。

 

中学生の便秘対策

中学生の便秘対策法は生活リズムを整え、夜更かしをしないようにすること。

 

また、ストレスがあるようであれば親がしっかりと聞いてあげること、認めてあげること、また好きなスポーツや運動ができる環境を作ってあげることなどがよいでしょう。

 

食事面でも大人の対策と同じで良いので水溶性食物繊維を中心にオリゴ糖や乳酸菌をしっかりと摂って、お通じの流れが悪くならないような食事を作ってあげてください。

 

中学生になると自分でおかしなどを購入して勝手に食べてしまうことも多いのですが、お菓子やコンビニご飯などには添加物が多く入っていて、腸への影響も良くありません。

 

手作りでおいしいご飯を家族で食べ、食事中に家族で話をし、良いコミュニケーションをとれるようにすることも大切です。

子供全体の便秘解消法のまとめ

小児から小学生、中学生までの便秘対策の基本についてまとめていきます。

 

早寝、早起きの生活リズムで良い睡眠をとれる環境を作ろう

子供の便秘対策に良い睡眠が重要

夜更かしは子供の便秘を悪化させる多くの原因です。
良い睡眠ができないことで、自律神経が乱れ、腸の動きに悪影響です。

 

自分の意思で動かすことのできない腸は自律神経でコントロールされています。
自律神経は交感神経、副交感神経の二つがあります。

 

交感神経は車に例えるとアクセル、副交感神経は車に例えるとブレーキです。
腸の動きは副交感神経が優位の時に良くなるため、睡眠というのは最大の副交感神経優位の時間です。

 

夜更かしをすることで良い睡眠がとれず、腸の動きが悪くなる理由は上記です。
自律神経が乱れないようにするには生活リズムを整えることがもっとも重要です。

 

子供の便秘にはよい食事を!

子供の便秘対策の食事

食事内容の見直しをしましょう。

朝食

まずは朝食を摂れていない場合は、朝食を摂れるようにしましょう。

 

朝食を摂ることで胃の中に食べ物が入ってきて、胃腸が動くサインが出ます。
すると食べてから15分〜30分程度で便意を催す時間になりますので、トイレに座る習慣をつけていきます。

 

便秘の子供さんはトイレに座っても出ないということもあるかもしれませんが、出なくてもトイレに座る習慣をつけることは重要です。

 

また、夕食は寝る直前に食べるということは避け、睡眠の3時間前くらいには終わらせ、胃の中に食べ物がない状態で睡眠に入れるようにしてあげることも重要です。

オリゴ糖・発酵食品

オリゴ糖、発酵食品をしっかりと摂れるようにしてあげてください。
ヨーグルトにオリゴ糖をかけて食べさせてあげたり、和食を中心とした味噌、醤油、漬物などの発酵食品はとても良いですね。
塩分の摂りすぎには注意しながらも日本独自の発酵食品が食卓に並んでいることは理想です。

オリーブオイル

子供の便秘に効果的な食材の一つに「オリーブオイル」があります。
オリーブオイルは小腸に効果的で、便の滑りを良くし、つるんといいうんちが出るのを助けてくれます。

 

水溶性食物繊維、不溶性食物繊維をバランスよく摂れるようにすること。

水分

あとは、水分をこまめに摂れるように、してあげることも重要です。
うんちの80%は水なので、水分不足は便秘の大きな原因です。
ガブガブお水を飲むというよりは、こまめに摂れるようにすることが必要ですね。

運動

運動習慣をしっかりとつけることも重要です。
帰って来てからゲームばかりしてしまう子供が多いようですが、外で遊ぶことや、スポーツ、運動をできる環境を作ってあげることも親のできる便秘対策の一つです。

マッサージ

お腹のマッサージもしてあげましょう。
子供を寝かせた状態で、お母さんの手を温めてのの字のマッサージをゆっくりとしてあげることで、子供はリラックスでき腸が動きやすくなりますよ。
中学生など大きくなってきたら自分で腸モミを軽くしてみるのも良いでしょう。

 

腸モミの方法はこちらから

冷え

お腹を冷やさないというのも便秘対策として正しいですよ。
子供は大人と比べると薄着でいることが多いのと、寝ている時に布団から出てしまっていることも多いですね。
また、アイスクリームやジュースなど冷たい食べ物を食べることも多く、お腹が冷やすい状況です。

 

お腹の冷えは腸の動きに悪影響ですので冷えないような状況を作ってあげることが必要です。
子供用の腹巻などしてあげることでお腹の冷えを防ぐことができますし、できるだけ暖かい食べ物を食べさせてあげてください。

小児の便秘に良く使われる便秘薬

子供に使われる便秘薬

小児に使われる第一選択薬は糖類下剤という種類の便秘薬が使われます。
モニラックという商品名が有名な便秘薬です。

 

次に塩類下剤の酸化マグネシウム便秘薬を処方されるケースも多いですね。
酸化マグネシウム便秘薬は薬と一緒に牛乳を大量に摂ってしまうと高カルシウム血症の恐れもありますので、たくさんの牛乳と一緒に飲むことは避けましょう。

 

それ以外の便秘薬として選択されるのがテレミンソフト坐薬ラキソベロンなどの刺激系便秘薬が使われることがあります。
これらの刺激系の便秘薬は子供たちの腸を無理に動かすような働きがあるので、できることなら糖類下剤、塩類下剤を使いながら、浣腸を使い排泄のコントロールを行っていくことが理想です。

 

お食事の便秘対策や腸のマッサージなどは直腸の手前までは便の状態を良くする効果はありますが、すでに肛門手前の直腸にウンチが溜まってしまって、浣腸が入らないくらいカチカチの便がふさいでいることあります。

 

このような状態では病院で浣腸や摘便などの直接的な対策をせざるおえない状態なので、浣腸をして肛門付近の硬い便の栓を抜いてあげるという対策が非常に大切です。

 

一週間に一回くらいしか便がでないという子供は、直腸に便がたくさん溜まることが常態化してしまい、便意が正しくでなくなってしまいます。

 

このような状態のお子さんには溜めてしまわないように、2日に1回くらいの浣腸をしてあげて溜めすぎないようにしてあげるということも重要です。

 

以上の情報は小児科のナースが現場で行っている情報として取材した内容ではあります。

 

便秘がひどくなりそうな場合は近くの小児科を受診していただき、正しい子供の便秘対策について専門医からよく説明を受けていただくことをお勧めします。

子供の便秘が改善されるとどんなことがおこるのか

  • 免疫力が上がることで病気にかかりづらい子供になります。
  • 集中力が上がることで学力が上がります。
  • 性格が明るくなり積極的な状態になります。
  • 食欲が出てきて健康的な体になります。
  • 便通が良いことで肥満になりづらくなります。
  • 元気な性格で自分を表現でき、自信がある子供になります。

便秘が治る子供

腸は全身に大きな影響を及ぼすため、子供の将来に対しても大きなインパクトがあります。

 

便秘を治すということだけではなく、腸内環境を整えることで病気や勉強、人間関係、人格形成まで影響があります。
これらのことを念頭に普段からの食生活や生活習慣が整うよう、子供に良い影響があるよう親と考えていきたいですね。

 

子供に対しいろいろと言う前に、一番は親である私たちが腸内環境を整えるところから始めることが第一歩です。
『まずは隗より始めよ』ということわざがありますが、子供の対策の前に親が行って納得できる対策をしてあげることから始めてみましょう。

健康食品で子供の便秘対策も考えてみよう

 

お通じの改善に健康食品で対策することは「便秘薬」を使うよりも安心です。

 

では、どのような商品を選べばいいのかについて考えていきましょう。

 

おすすめ@は「乳酸菌サプリ」です。

 

『え?子供にサプリ?!』
と思われる方もいるかもしれませんが、味も美味しく、効果も高いですし、生きて腸に届ける技術が最近のサプリはすごいんですよ。

 

乳酸菌サプリが腸内細菌を直接整えてくれるので、自然なお通じをすることができ、子供の便通改善にもおすすめです。

 

森下仁丹株式会社の「ビフィーナS」という乳酸菌サプリが一番効果が期待できますが、1ミリくらいのカプセルを噛まずに飲まないといけません。

 

これが厳しい子供には、お菓子のように噛んで食べられる「善玉ガード」が良いでしょう。

 

乳酸菌サプリは、ヨーグルトや好きなジュースなどに混ぜて飲んでも大丈夫です。

 

多くの乳酸菌サプリはレモンやヨーグルトなどの味がついています。

 

とても美味しいので「お菓子みたい!」と子供にも人気ですね。

 

乳酸菌サプリの選び方についてはこちらから

 

錠剤が飲めないお子さんには子供用の乳酸菌サプリがおすすめです

 

おすすめAは「青汁」です。

 

子供の口に青汁の味は合わないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、最近の青汁は非常に良い味の商品が多いですよ。

 

野菜嫌いの子供に飲ませれば野菜の栄養素も一度で摂れるため一石二鳥です。

 

商品的には乳酸菌と食物繊維のバランスが良いものがおすすめです。

 

粉末の青汁の場合は、牛乳や豆乳に混ぜて飲むと抹茶ミルクのような味わいになり、子供にもおすすめですよ。

 

青汁の選び方についてはこちらから

 

普段の食事から発酵食品や野菜の食物繊維を摂ることが重要ですが、上記のような健康食品で補助してあげるのも一つの方法ですね。


健康食品でスッキリサポート




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