妊婦の「切れ痔」「いぼ痔」「出血」などの対処方法を肛門科の看護師が紹介

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妊婦の「切れ痔」「いぼ痔」「出血」などの対処方法を肛門科の看護師が紹介

 

妊娠すると、痔になりやすくなるってご存知ですか?

 

出産の時のいきみがきっかけで痔になるというパターンだけではなく、妊娠中から痔のリスクはあるのです。

 

妊娠と痔、切りたくても切れないこの関係。

 

そこで、今回は妊娠中の痔についてその原因や症状をまとめ、改善方法をお知らせします。


 

妊娠中になりやすい痔ってどんなもの?どうしてなるの?

まず、妊娠中になりやすい痔は次の2つです。

 

  • 切れ痔(裂肛)
  • いぼ痔(痔核)

では、どうして妊娠中は痔になりやすいのかご存知ですか?

 

@妊娠すると多くの方がつわりを経験します。

つわりになると食の好みが変わることが多いもの。
食欲が落ちたり、吐き気があったりして、なかなか食べられないこともあります。

 

つわりのある時期は食べられるものを食べれば良いのですが、そうなると食生活が偏りがちになります。
水分も十分に摂れないこともあります。

 

Aお腹の中で赤ちゃんが大きくなってくると、腸は子宮に押されてしまいます。

そうなると腸の動きが悪くなりお通じも柔らかく適量から、硬く出しづらくなりなり肛門に負担がかかります。

 

B妊娠中は運動不足になりがちです。

なかなか出歩くのが大変ですし、風邪や病気を気にして無駄な外出はさけてしまいますよね。

 

C血流が悪化

妊娠後期には大きくなった赤ちゃんの頭が直腸周辺の血管を圧迫するため、血流が滞りやすくなってしまいます。

 

@〜Bの理由から便秘になりやすく、便秘になれば便が硬くなり、排便の時にいきんだりして切れ痔になりやすくなります
Cでは、血流が滞ることでいぼ痔ができやすくなります。

 

 

痔の症状って?

痔には、自覚症状があるものと、ある程度悪化するまで自覚症状がないものがあります。
切れ痔は排便の時に痛みを感じますし、出血も見られますので気づくことが多いです。

 

いぼ痔は直腸にできる内痔核と、肛門近くにできる外痔核があります。
内痔核は大きくなるまで症状がないことが多いのが特徴です。

 

大きくなると排便時に擦れて出血したり、いぼが外に出てきたりします。
外痔核は痛みを感じやすく、ひどくなると激痛を感じることもあります。

 

妊娠中に痔にならないための予防ポイント

赤ちゃんがお腹の中ですくすく育ってくれているのはとても良いことなので、腸を押してしまうことや直腸周辺の血管を圧迫してしまうことは仕方ないことですよね。
ですから、便秘への対策をとることで痔にならないようにしていきましょう。

 

便秘にならないためのポイント、以下にご紹介します。
つわりは人それぞれですから、体調がすぐれない時は無理しない程度に試してみてくださいね。

 

食物繊維

食物繊維が豊富な食材を摂る、水分をたくさん摂るようにする:つわりの時は匂いが気になりますから、サラダがオススメです。
夏野菜は体を冷やすと言われているので、体を温めると言われる根菜を入れるといいですね。

 

茹でたりレンジでチンして少し時間をおいて冷ましてからだと匂いも落ち着いて食べやすくなります。
妊娠中はトイレが近くなるので、水分を避けてしまいがちですよね。

 

でも便秘対策には水分を摂ることが大切です。
意識して摂るようにしましょう。

運動

安定期に入ったら少しずつ運動を:体重管理もできますからウォーキングやストレッチがいいですね。
簡単ですのでオススメです。

我慢しない

トイレは我慢しない:行きたくなったら行くようにしましょう。
妊婦用ガードルを使っていたりするとトイレが少々面倒に感じることもあると思いますが、便意は我慢していると感じにくくなってしまうもの。
我慢しないことが大切です。

冷え

体を冷やさない:血流を良くするためには冷えは禁物。
冷たい料理よりも暖かい食べ物です。
体に負担がかからない程度に浴槽にゆっくり浸かって体を温めるといいですよ。

姿勢

長時間同じ姿勢でいないようにする:座ったまま、立ったままでは赤ちゃんの重さで直腸の血流が滞りやすくなります。
横になれる時には横になって、直腸周囲の血流を良くするといいですよ。

 

 

早期発見、早期治療が一番!

 

 

痔にならないように気をつけていたけれど、それでも「痔かな?」と疑われる時には、早めに受診して相談しましょう。

 

妊娠中、そして出産をきっかけに痔になってしまう女性は結構多いものです。

 

私が肛門科に勤めていた時は女性の患者様も多くいらっしゃっていました。

 

「自分だけかも?」なんて思っていてひどくなってしまったら治療も時間がかかりますし、治療費も負担になります。

 

妊婦検診の時に相談したり、肛門科へ行って相談してみましょう。

 

痔の坐剤や便秘には内服の市販薬もありますが、妊娠中は自己判断しないで医師に相談するようにしてくださいね。

 


 

 

 

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