便秘でお腹が張って辛い方の原因と対策について

便秘でお腹が張って辛い方の原因と対策について

 

 

便秘には、お腹の張りがつきものです。

 

このお腹の張り、ゴロゴロしたり引きつるような突っ張りを感じて不快なだけでなく、時に胃を押し上げる感覚で吐き気を催したり、激しい腹痛を伴ったりと、強い症状が出ることもあります。

 

ここでは、このお腹の張りの原因についてや、即効性のある対処方法、予防の仕方などについて紹介をしてきます。


 

 

 

お腹の張りの原因

 

お腹の張りは、医学的には「腹部膨満感」と呼ばれ、腸内にガスが過剰に存在する状態です。

 

通常では、腸内に入ってくるガスと排出されるガスとのバランスは保たれ、ガスが腸に長くとどまることはありません。

 

しかし、何らかの理由でこのバランスがくずれてしまい、ガスの流入と排出のサイクルがうまく回らなくなった状態が腹部膨満感の原因ということになります。

 

ガスの流入と排出のサイクルが回らなくなる理由には、まず腸に流入するガスの増大が考えられます。

 

これは、ストレスや体調不良が原因で唾液の粘度が増大し、呼吸や食事の際に過剰に空気を飲み込んでしまうことや、炭酸飲料の過剰摂取、腸内環境の悪化によるガスの過剰生成などの原因が挙げられます。

 

また、疾病やストレスなどによる胃腸の働きの鈍化や、血液・体液の循環の滞りにより、ガスの排出が追いつかなくなっている状態、というのも理由の一つとして考えられます。

 

即効性のある対処方法

 

お腹にガスが溜まっている状態というのは、ガスのかたまりが風船のように腸管を膨らませているというわけではありません。

 

腸内のガスは無数の小さな気泡となって便の中に存在しています。

 

気泡状のガスは粘度の強い便に包まれていて、そのままの状態では腸内を移動することもままならず、その場にとどまり続けます。

 

この状態を解消するには、ガスの泡を潰してかたまりにし、上手く腸内を移動できる状態にすることが鍵となります。

 

泡状となったガスは、便と一緒に大腸の曲がり角に多く存在します。

 

この、大腸の曲がり角を外側からマッサージすることで、細かなガスの泡を潰してガスの移動や排出を促すことができます。

 

やり方は、おへその左側を起点として時計回りに、腸の四隅を指で押し込みモミモミとマッサージをします。

 

その際、便やガスが腸内を移動していく様子をイメージしながら行うとより効果的です。

 

<お腹の張りにも効果的!便秘に効くマッサージ方法についてはこちら>
(http://benpi-project.com/tyoumomi.htmlへのリンク)

 

また、フラフープをするように腰を回す運動や、イスや便器に座った状態で背を起こし、足を肩幅に開いて太ももを交互に持ち上げ地団駄を踏むような動きをすることで、腸の蠕動運動を促してガスを流動化させるという方法も効果があります。

 

これらの運動は、腸のマッサージと同時に行うことでより効果を発揮します。

 

張りが強く辛い場合は、お腹の張りを改善する薬(http://benpi-project.com/onakanohari.html)がありますので、そちらを利用するのもよいでしょう。

 

かかりつけの医師や、薬局・ドラッグストアで薬剤師に相談をしてみてください。

 

腸のマッサージを行った際、張りとは違う痛みや重さを感じる場合は、他の疾患が原因の可能性があります。

 

便秘やお腹の張りの原因となりうる疾患には、放置すると最悪命の危険がある重篤なものもあります。

 

長く不調が続いている場合や、疑わしい兆候があった場合は、速やかに病院へ行くことをお勧めします。

 

<大腸がん(http://benpi-project.com/Colorectal-cancer.html) 、腸閉塞(http://benpi-project.com/Intestinal-obstruction.html) 、潰瘍性大腸炎(http://benpi-project.com/Ulcerative-colitis.html) 、過敏性腸症候群(http://benpi-project.com/Irritable-bowel-syndrome.html) など、お腹の張りや便秘の原因となる疾患についてはこちら>

 

お腹の張りの予防について

 

辛いお腹の張りの予防は、大きく分けて2つのアプローチがあります。

 

1 ガスの発生・取り込みをおさえる

 

口などを経由して、外側から取り込まれるガスの量を減らすには、

 

・食べ物をよく噛んで、ゆっくり食べる
・炭酸飲料を控える
・リラックスタイムをとり、ストレスによる唾液のねばつきを抑える

 

といった方法が有効です。

 

また、腸内環境が悪化していると、悪玉菌が腸内で有毒ガスを生成してしまいます。

 

・ヨーグルトや乳酸菌サプリメントを摂る
・規則正しい生活を送る

 

などの方法で、腸内環境を改善することも重要になってきます。

 

体質によっては乳製品や豆類などがガスの発生源となることもありますので、様子を見ながら一時的に摂取を控えるのも良いかもしれません。

 

2 腸のはたらきを改善する

 

胃腸が弱っていると、腸壁がガスをうまく吸収できず、お腹の張りの原因となります。

 

意外に思われるかもしれませんが、通常おならやげっぷとして体外に出ていく腸内ガスの割合は1割程度と言われていて、残りの9割は腸壁から血中に吸収され、呼気などから体外に排出されます。

 

・暴飲暴食を避ける
・脂っこいものなどの、消化に悪いものを控える
・ストレス発散やリラックスタイムをとることを心がける

 

などの方法で、弱った胃腸をいたわることでガスの排出は大きく促進されます。

 

また、体液の流れが滞ることによって、血中に吸収したガスの排出ができていない状況というのも考えられますので、

 

・水分をこまめに摂る
・塩分の強い食事や、硬度の高いミネラルウォーターの摂取を避ける
・適度な運動を心がける

 

といったことも頭に入れておきましょう。

 

腸の炎症などの内蔵疾患によって腸のはたらきが落ちている場合もありますので、疑わしい兆候がある場合は医師の診察を受けてください。

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