下剤依存症を克服するためには病院で治療が一番

下剤を飲まないと出ない方は、下剤依存症の可能性

 

毎朝スッキリせず、便秘薬や下剤を使わないと便が出ない

 

薬に頼るのはなのに、便秘薬を手放せない

 

そんな状況は辛いですよね。

 

私も昔、薬を使わないとすっきりと出なかったので、その気持ちわかります。

 

ここでは、そんな方へ向けたアドバイスを書いていきます。


 

薬剤師の私も、大学卒業までは知識がなかったため、週末に下剤を服用してひどい便秘状態から逃れるという場当たり的な対処をしていました。

 

おもに私は「コーラック」を利用していましたが、私の同級生の友人たちも同じような状況でした。

 

「コーラック」「武田漢方便秘薬」などを飲み続けた結果効かなくなった、などは良く聞く話です。

 

しかし、今思えばこれは間違った下剤の使用方法である、ということがわかります。

 

腸のこと、薬のことを知らないということは、根本的な便秘解消への足かせとなってしまいます。

 

今便秘で悩んでいる人に、まずは薬についてと腸の状態について知ってもらい、正しい対処方法を身につけてほしい―
そんな思いを込めて、ここからの記事を書いていこうと思います。

 

まだ初期段階の方へ下剤の依存に注意

 

便秘薬や下剤の多くは、大腸を刺激して排泄させるタイプの薬です。
また、浣腸も同じで、刺激の強い薬です。

 

このような刺激系の薬は体が慣れてしまうほか、腸粘膜の炎症を引き起こす原因ともなります。

 

また、腸のむくみを誘発して、自然排便でもスッキリとした排便ができなくなります。

 

さらに、薬の刺激に慣れてしまった腸は正常な動きを忘れ、動きの悪い状況を作り出すことになり、ますます腸内環境を悪化させるという悪循環に陥ります。

 

この負のスパイラルに入ってしまうと、便秘薬や下剤・浣腸を使わないと便秘が解消できないという依存状態となり、いよいよ薬から抜け出せなくなります

 

私もそうだったので、人の習慣についてとやかく言える立場にはありません。
ですが、今このスパイラルに悩んでいる人には、便秘薬の依存から抜け出してほしいと思いますし、抜け出すことができるとも思っています。

 

ひどい便秘でも下剤を使ってはだめ?

 

便秘の根本解消には、便秘薬・下剤などを使わないことがベストですが、いきなり下剤をやめてしまうと大変ですので、ゆっくりと飲む錠数や回数を減らしていきましょう。

 

「読む便秘外来」の著者である順天堂大学の小林弘幸医師は、
基本的に下剤は処方しない」と言っています。

 

(※小林医師は、各種メディアにも頻繁に顔を出す便秘外来の著名なドクターで、診療をしてもらうまでは5年待ちとも6年待ちとも言われています。)

 

しかし、下剤依存度が高い人は無理に下剤をやめさせず、ゆっくりと減らしていくような治療をしているようです。
(出るテレビによって話す内容がすこし異なるため)

 

小林医師は、便秘には基本的に整腸剤(腸内細菌の薬)の処方と生活習慣の指導で対応する、と本の中で書いています。

 

私の便秘解決方法

 

下剤なしでも便秘症状からの脱却は、私自身はできました。

 

私が実践したのは、食物繊維を多く取り、乳酸菌サプリやオリゴ糖の摂取によって腸内の善玉菌が優位になるよう図り、腸内細菌のバランスを良い状況に保つ、というやり方です。

 

加えて、毎朝の腸のマッサージを行い、朝の排便を促すことを体へ癖づけをする、という方法も合わせて実行しました。

 

 

しかし、この方法を実践している最中にも、切羽詰まった便秘症状に陥ってしまうということも、もちろんあります。

 

そのような場合の対処方法として私がとったのは、本当に調子が悪くなる前に酸化マグネシウムなどの体が慣れない便秘薬を利用し、腸の中の循環だけは悪くしないようにする、という手法です。

 

一度腸の中で便の動きが滞り、負の方向へスパイラルが向いてしまうと、戻すのが非常に大変です。

 

状況を悪化させないよう、上記の薬の力をたまに借りつつ、腸の渋滞を起こしすぎないように注意することにしたのです。

 

 

この際、センナ系の刺激する便秘薬は一切利用しない、というルールを作り、それを徹底的に守りました。

 

刺激に慣れてしまうことや、むくみを引き起こして腸の自立した動きを阻害することは絶対に避けねばなりません。

 

まとめ

 

下剤は便秘を治す薬ではなく、一時的に不調を解消するだけの薬です。

 

ですので、下剤の使用で便秘の完治には至りません。
逆に、使い方を誤れば症状の悪化すら招きます。

 

飲むのであれば下剤ではなく、整腸剤や乳酸菌サプリ・オリゴ糖などを利用しましょう。

 

便秘症状があるようであれば、酸化マグネシウム系の便秘薬を、医師からの処方してもらうか、、ドラッグストアでも購入することができますので購入しておくことがおすすめです。

 

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