直腸性便秘で骨盤底筋を整える

直腸性便秘と骨盤底筋について

 

いきんでも排便できない...
踏ん張っても便が出せない...
お腹に力を入れても全然出る気配がない...

 

このように、出したくても出ない方に読んでいただきたい記事です。


 

いきんでも排便できない排便困難の症状は、直腸に便がたまりすぎているのが原因の場合、骨盤底筋の筋肉に原因がある場合、またはその両方の場合などが考えられます。

 

直腸性便秘便が硬い場合の対処方法や状況はこちらを参考にしてください。

 

骨盤底筋と便秘

 

閉じようとする筋肉のはたらき

 

直腸性便秘の場合、直腸にたまる便が多くなるため、排便が通常の便秘よりさらに困難になります。

 

肛門周囲には、普段から緊張状態を保つことで便が漏れないようにはたらく筋肉「骨盤底筋」があります。

 

この骨盤底筋が排便時に自然と緩まないために、どんなにいきんでも踏ん張っても便が出ない、という症状を引き起こすことがあります。

 

これはあたかもアクセルとブレーキを同時に踏み込んでいるような状況です。

 

この筋肉をほぐし、正しくはたらかせる方法はないのか?ということについて、筋肉の専門家である整体師と私薬剤師のタカラが話し合ってみました。

 

骨盤底筋について

 

通常の骨格筋は腕でも足でもそうですが、普段は弛緩して緊張していない状態です。

 

動かしたい時にだけ緊張状態となり、収縮して動きを出すのがこれらの筋肉のはたらきです。

 

しかし、骨盤底筋はこれとは真逆で、普段から筋肉が緊張を保ち、便が肛門から出ないようにはたらいています。

 

ですので、骨盤底筋に問題がある場合の解決方法として、筋肉の動きを良くするとか肛門が開くように意識的に動かすということは難しく、筋肉の緊張を解いて弛緩する状態を作るというアプローチが必要となります。

 

筋肉が弛緩するということは、力を抜いてリラックスをするということです。

 

つまり排便時は、肛門をリラックスさせて弛緩させつつ、お腹にだけ力を入れて腹圧を上げる緊張を同時にするということになります。

 

こんな深層心理はありますか?

 

もし、深層心理や潜在意識で、排便は悪いこと、汚い行為、してはいけないことなどの思い込みがある場合、それが骨盤底筋の筋肉をリラックスさせることができない原因となっている可能性があります。

 

このような深い意識の問題は、知識や意思ですぐに解決できることではありません。
排便をすることが良いことだというポジティブなイメージを、時間をかけて心に植え付けていくと良いでしょう。

 

 

体を整える

 

そのほかにも、すこし遠いアプローチになりますが、骨盤底筋のリラックス方法について考えてみました。

 

 

あぐらをかいて背中を壁にもたれ、背筋を伸ばし股関節を広げる動きをして、体全体をリラックス状態にもっていく運動も、骨盤底筋の正常化には効果的でしょう。

 

骨盤底筋の過度な緊張が起こる場合は、体のどこか他の部分に原因があることが多いのです。

 

例えば、脊椎から出る神経は左右が偏ると良くありません。

 

これらの神経は普段の身のこなしの癖などによって、右だけは優位で左はよくない状態などの左右差が出る場合があります。

 

この左右差をなくすよう体を整えることで、脊椎神経が左右安定してはたらくようになり、骨盤の位置、背骨の位置が整います。

 

その結果、自律神経が正常化し、骨盤底筋が正しくはたらくようになるということが期待できます。

 

骨盤底筋を正常化するためのストレッチ

 

体の中の、過度に緊張を起こしている部分をほぐすようなストレッチをするのも良いでしょう。

 

例えば、右と左の股関節の開きに差がある場合、硬い方の関節のストレッチをすることで左右の差をなくし、両方の動きを良くするなどの方法も、自律神経の正常化には効果的です。

 


体のバランス矯正には整体に通うことをおすすめしますが、自力でヨガなどのストレッチ運動を行う場合の注意点を以下に記載します。

 

無理に伸ばすような動きや力を入れてヨガのポーズを取るようなことは、体のリラックスにはつながりません。

 

ポーズを取ることが優先されると、まるでなにかの競技をやっているような心身の状態となり、どこかしらの筋肉を緊張させてしまうのでます。

 

ストレッチやヨガを行う場合、リラックスできるかどうかを意識しておこなってくださいね。

 

 

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